ALMAの稽古vol.1
studioALMA所沢出張公演
「風の中の青い馬 - 流れ星サーカス団物語 -」は3月29日に終えましたが、
それで「終わり」ではありません。更に歩んでいくALMAです。
しばらく公演はありませんが、稽古の日常が戻ってきました。
そんな中、先日は初めて劇団員に踊りの「創作」を課されました。
好きな音楽を使ってそれぞれ舞踊を考えるのです。
初心者なので「1分程度」の短いものでよいから、考えてごらん……。
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筆者はもともと「つくりだす」ことが苦手。校閲記者をしていますが、
それは他人の文章で「仕事」ができるのが好きなところでもあります。
踊りは、ついていくのも大変です。
けれど、昔……中学の修学旅行で青森に行ったとき、
ねぶた祭りの「ハネト」の踊りを教わったことを思い出しました。
ラッセラー、ラッセラー!と声を上げながら、
ひたすら跳ねるだけの踊りです。
それが、跳ねているうちに楽しくて楽しくて……疲れも忘れて
跳ねまくりました。
初めて「踊り」が楽しいと思った経験。それを思い出したのです。
そこで、音楽はおはやしのようなものはないかな……と思ったのですが、
その後、漠然と考えるのは難しいだろうということで「桜」のお題をもらいました。
おはやしで桜、むむむ……と思っていたのですが、音楽もいくつか候補が
用意され、その中に「お囃子せっせっせ」も入れてありました。
よしっ、なんとかこれで自分の「桜」を踊るんだ!
軽やかなおはやしを聞いていると、記憶がさらにさかのぼって
小学生のころに。
名に「桜」の入った小学校に通っていた私は
桜並木の下を登校していました。
桜は当たり前に身近にありました。花の下を元気に歩き、降ってくる
花びらとたわむれ、ときには積もった花びらを蹴っていました。
その記憶から、テーマは「桜並木の子供」。
ほんの短い、ほんとに拙い……でも、生まれて初めてつくった踊り。
恥ずかしくて、最初にやらせてもらいました。
劇団みんなの笑顔に励まされて踊りました。
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自分で練習したときと音楽の長さが異なり、戸惑いが踊りに
表れて……。
お見通しでした。「次は(蹴る動作の)回数をしっかり決めて
覚えてからやってごらん」のアドバイスが。
え……次、またやっていいの? これを改善させてくれるの?
むしろ、驚いて……見回すと、また、
劇団みんなの笑顔がありました。
拙いに違いないけれど、思いっきりやれて
それがいいんだというところが、ALMAなのでした。
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【劇団員募集中】
studioALMAは、子どもも大人も楽しめる「オリジナルの舞踊劇」
を創作・上演する団体です。
入団要件
・毎週日曜日11〜13時の定期稽古に参加できる方
場所:西武新宿線「野方」駅より徒歩5分のスタジオ
※定期稽古は舞踊稽古が主となります
※公演前は稽古が増えます
・演技・舞踊の経験、年齢は問いません
・入団希望者は面談あり
studioALMAのこれまで————
2021年4月〜 俳優のための舞踊教室開催
2021年9月 YouTubeにて映像作品「約束の化石」を無料公開
2022年5月 スタジオアルマの舞踊劇「団長は怒らない -流れ星サーカス団物語-」(作・演出:小泉憲央)公演
2022年9月 舞踊劇団化
2022年11月 全児演公演
2023年3月 スタジオアルマの舞踊劇「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演
2023年8月 スタジオアルマの舞踊劇「ラヤの夢-流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演
2024年3月 スタジオアルマ所沢出張公演「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演
ご興味のある方は、studioalma.meteor@gmail.com まで、お気軽にお問い合わせください!
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