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#5 いま、ライブハウスにできること(1)
こんにちは。あっき~です。
このnoteでは身のまわりの音楽をやっている人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。
今回は大阪の堺のライブハウス「三国ヶ丘FUZZ(ファズ)」のバーミャンさんにインタビューさせてもらいました。
ライブハウスのブッキング担当でもあり、定期的にFUZZで開催されるアニソンイベントも主催されています。
三国ヶ丘FUZZでは、MIKROCKという大阪の堺で無料の野外ロックフェスティバルを開催されています。
昨今の情勢でライブハウスの風当たりが強い今、自分にできることは何かないか考えたとき、今の状況が良くなったときのために、こんなイベントがあるということを知ってもらうことはライブハウスのためにできることなんじゃないかと思い、インタビューをさせていただきました。
+ + +
あっきー
色々大変なときかと思いますが、お時間取っていただき、ありがとうございます。
バーミャン
いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。
あっきー
今日話をきくにあたって、バーミャンさんのブログはチェックしましたからね。
バーミャン
えぇー、恥ずかしい!(笑)
最近、何も書いてないやつですよね。
あっきー
自己紹介とかMIKROCKのこととか。
いや、さすがにバーミャンさんのことを何も知らずに話すのも大変かな、と思って(笑)
バーミャン
あははは。
見てくださってありがとうございます。
でもちょっとだけカッコつけて書いてます(笑)
あっきー
そうなんですか(笑)
まぁ、イベントのこととか、ライブハウスのことを知ってもらうのも良いんですけど、まずはバーミャンさんのことを知ってもらうのも良いかな、と思って。
バーミャン
そうですよね。
そんなに人に聞かれることもないので。
あっきー
一番最初は元々音楽って聞いたりしてたんですか?
バーミャン
なんとなく東京事変とか、椎名林檎が好きで聞いてたり。
なんとなくテレビとかで流れてくるJ-POPを耳にするくらいでした。
まさか自分がライブハウスで働くなんて思ってなかったですね。
あっきー
そうなんですね。
バーミャン
そのときTwitterとかでゲスの極み乙女。が流行ってるみたいなことを知って。
じゃあ、どんな曲なのかなと思って、ちょうどMステに出るから見てみたんですよね。
あっきー
で、そのときのMステにKANA-BOONも出てたんですよね。
バーミャン
そのときはゲスの極み乙女。目当てで見てたんですけど、KANA-BOONの演奏してるところを見て、なんだこれは!って衝撃を受けました。
あっきー
それくらいインパクトがあったんですね。
バーミャン
それで、CDを買い漁って。
はじめて音楽だけじゃなくて、人間性も好きになったバンドですね。
あっきー
へぇー。
じゃあ、色んな音楽雑誌で特集されてるときは雑誌を買ったりしました?
バーミャン
買いましたね(笑)
KANA-BOONの曲もそうですけど、過去のインタビューとかも見るようになって、インディーズ時代にここ(三国ヶ丘FUZZ)でライブをしてたことを知って。
KANA-BOONにハマる前は演劇も好きやって、将来は演劇の照明をしたいと思ってたんですよね。
小林賢太郎さんが好きやったんですよね。
そこから演劇に興味を持つようになって。
あっきー
ほー。
バーミャン
で、演劇全般のことが勉強できる専門学校に通ってたんですけど、KANA-BOONが好きになって、ライブの照明をしたくなっちゃって。
FUZZで照明の仕事で働けたらいいなーと思って、ここに来たっていう。
あっきー
ちょうどそのとき、照明の募集があったんですよね。
でも、それまで演劇とか音楽で舞台に立つ側に行きたいって思わなかったんですか?
バーミャン
立ってみたい気もするんですけど、そういう人間じゃないと思ってたんで。
あっきー
そういう人間って(笑)
バーミャン
なんか、表よりかは裏から支える人間かなと思って、ですね。
あっきー
で、裏方の中でも照明なんですね。
バーミャン
そうですね。
なんか、照明に取り憑かれたというか。
あっきー
それはKANA-BOONが好きになって、ライブとかも観に行ったりしたんですよね?
バーミャン
行きましたね。
カッコ良かったですね(笑)
曲ピッタリの照明がめっちゃカッコ良くて。
やっぱり、演劇とは違う照明で。
あっきー
他のバンドのライブも観に行ったりしました?
バーミャン
他はキュウソネコカミとか、友だちに誘われて行ったくらいですね。
で、学校に通ってるときにFUZZのバイトで入るようになって、学校を卒業してから、そのまま来たって感じですね。
あっきー
なるほど。
ふと思ったんですけど、照明のリクエストって、書くとき迷いますね。
何を書けばいいんやろうって。
バーミャン
あははは。
確かに、そうかもしれないですね。
あっきー
曲をイメージする色が思い浮かべば良いんですけど、なんか…
前、誰かが書いた照明リクエストを見たら「豪華に」って書いてあって(笑)
バーミャン
豪華に、って難しい(笑)
明るかったら良いのかな。
あっきー
派手にしたいってことだと思うんですけど。
照明の人が見たら、抽象的すぎるよなぁ、って思って。
どういうふうに書くと照明の人がやりやすいってありますか?
バーミャン
今はもう照明の仕事はやってないんですけど、良く見るのはやっぱり、赤系でとか青系でみたいな色の指定とか。
派手で、ってのもありますけど。
例えば、イントロは暗め、歌い出しで明るく、サビは赤系でみたいな。
あっきー
それはでも曲の構成を知ってないと、どこからがサビとかって分からないですよね?
バーミャン
そうですね。
なので、リハで演奏してもらったときに確認したり。
リハでも確認できなかった場合はこのへんがサビかな、って本番で見ながら調整します。
あっきー
そうなりますよねぇ。
今は照明の仕事はされてないんですね?
バーミャン
MIKROCK'16が終わった後ブッキングの仕事に誘われて、そこからブッキングを担当してます。照明をしていたのは一年いかないぐらいですね。
あっきー
へぇー。
でもバーミャンさんとしては、元々照明がやりたくて入ったのに、ブッキングに変わることは気にならなかったですか?
バーミャン
照明がしたいっていうのがあったんですけど、だんだんFUZZが好きって思うようになって、ブッキングになってもっとFUZZの力になりたいって思うようになりましたね。
結構悩みましたけど。
ブッキングって一番自分に向いてない仕事やと思ってたので。
あっきー
なるほど。
それで照明からブッキングになるまでに考え方のシフトがあったんですね。
ブッキングは、イベント当日は何かすることはあるんですか?
バーミャン
当日やることは、顔合わせの挨拶と精算くらいですかね。
当日までにバンドを誘って、タイムテーブルを作って、バンドに連絡してっていう準備作業がメインですかね。
当日までに決めないといけないことを決めてしまえば、後は出演者さんとライブハウスのスタッフさんに任せるって感じです。
私は準備をがんばったから、後はみんながんばって!っていう気持ちです。
あっきー
なるほど。
バーミャン
そんな感じで、ブッキングになってからは今日までずっとブッキングの仕事をさせてもらってます。
+ + +
次回に続きます。
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