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AfterEffects用有料プラグイン『Deep Glow』 をご紹介します

『Deep Glow』というプラグインはご存知でしょうか?

『Deep Glow』はその名の通りGlow(輝き)を高いレベルで制御してくれるAfterEffects用の有料プラグインです。
※お値段情報
2024/05現在 ¥9,240(税込)

実際ボクもお仕事の際利用しており、かなり重宝しています。
例えばこの部分をもう少し光らせたいなぁという時、標準のグローですと色味が微妙だったり光がぼやけたり、標準のグロー1つでは足りず3つ4つと重ねがけすることも多々ありました。(時には10個も…)

エフェクトを重ねがけするため、当然処理が重くなりレンダリングにも多少影響がが出てしまいます。
そこで、プロの方々にもとても人気のプラグイン『Deep Glow』を思い切って導入することにしました。(ちなみにボクが初めて購入した有料プラグインです)

結論を申しますと、導入して大正解でした。
Glow(輝き)に関してはDeep Glowで全てまかなえるくらい優秀だとボクは思います。
Deep Glowをレイヤーへポンと適用すると、発色の良い自然な光が作られ、また調整する項目も分かりやすく処理も軽いので、仕事がはかどり何かを光らせるということが楽しくなりました。

今回はボクがオススメするAfterEffects用プラグイン『Deep Glow』をご紹介します。


標準のグローとの違い

Flash back japanさんのサイトから引用させてもらいました

Deep Glowは、高速処理を実現するGPU対応のAfter Effects専用グロープラグインです。

After Effects の標準グローと比べ、Deep Glow はアーティスティックな適用結果をもたらします。通常のグロー効果に加えてグローのガンマ補正やアスペクト比調整、色収差コントロール、クオリティコントロールなど高度な調整を実現します。また、GPUによる高速化も実現しておりストレスなく利用できるプラグインです。

Flash back japan/Deep Glow販売ページより

標準のグローとDeep Glowの比較動画を作りましたのでよろしければご覧ください。


使い方

使い方に関しましては、標準のグローと比べても調整する項目が簡略化されており、比較的簡単に質の良い輝きが得られると思います。
実際作業で使用する際には調整する項目は限られ、主に半径と露光量くらいしか触らないかと思います。

調整項目

  • Radius(半径)

光源から出ている光の半径の大きさを調整


  • Exposure(露光量)

グローの強さを調整する


  • Input

・Threshold(しきい値)
光らせる範囲を調整する(値を小さくすると光る範囲は広がり、大きくすると明るい部分のみがより明るくなります)

・Threshold Smooth
しきい値を指定する際の切り替えポイントのスムーズさを調整する

・Mask
同じコンポジション内にあるレイヤー(例えば長方形レイヤーなど)の形を参考に、その形をマスクとして使用可能。(グローの範囲を指定する)


  • Style

・Blend Mode
スクリーン/加算 を選択する
※通常はスクリーンになっています(公式さんのオススメはスクリーンとのことです)

・Gamma Correction(ガンマ補正)
通常はAuto Detect Gamma(ガンマを自動検出)にチェックが入っている状態です(公式さんのオススメはAutoです)

・Aspect Ratio(アスペクト比)
Glowの方向を変化させる(1を基準に、1より大きいとX軸、1より小さいとY軸に伸びる光線となる)
Enable Angleにチェックを入れると角度の調節も任意にできる

・Chromatic Aberration(色収差)
Enableにチェックを入れることにより、色収差(色ズレ)を追加できる
(カラーチャンネルを分離する)

・Tint(色合い)
Enableにチェックを入れ色合いを追加できる(ベースが白系だと分かりやすい)
通常はモード乗算でOK(場合によりオーバーレイ、ソフトライトを使うかも)
元のレイヤーに対し指定した色をどれだけ混ぜ合わせるかをMixにて調整する


  • Quality

・Downsample
低解像度にすると仕上がりが粗くなるがレンダリングは早い
(公式さん曰くデフォルトの80%でも100%とそれほど変わりはないらしい)

・Steps Multiplier(ステップ乗数)
下げると(仕上がりが粗くなり)波紋が広がるような演出効果となる

・Auto Iterations(自動反復)
チェックを外すとGlowの反復回数の調整ができるようになる
(公式さんのオススメはAutoとのことです)

・Dither(ディザ効果)
見かけ上のビット深度を増やし信号の劣化を抑える効果(Glowを滑らかに見せる)
通常はオンになっています
・Monochromatic(モノクロディザ)
モノクロディザを使用する場合有効にする
※ディザ:限られた色数でより多くの色を表現する技術


  • View

通常はFinal Renderとなっており、あえて触ることはないかと思います


  • Source Opacity

元の画像の不透明度の調整
0%にするとGlowのみが表示される


  • Unmult(マルチ解除)

アルファチャンネルを生成する
チェックを外すとGlowが黒い背景にレンダリングされます

価格・サポート体制など

価格に関しましては、令和6年05月の時点ですと¥9,240-(税込)となっています。(去年より¥1,000くらい値上がりしています…)
ボクはFlash back japanという国内大手サイトから購入しましたが、サイトによって値段に若干の差があります。
もう少しお安く購入できる海外サイトもあったのですが、ボクはあえてFlash back japanからクレジットカードを使い購入しました。
理由は販売大手ということで安心感もありますし、何かあった際のサポート体制も整っていると感じたからです。

実際、ダウンロードがうまくいかずサポートデスクへメールで問い合わせた際も、その日のうちに適切な回答が得られすぐに問題が解決しました。
そのような意味でも、導入に関し少しでも不安がある場合はFlash back japanなどの大手から購入することをオススメします。

今回はボクがオススメするAfterEffects用のプラグイン『Deep Glow』についてご紹介しました。

この記事の内容が何かのお役に立てますと幸いです。
それでは失礼いたします。

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