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DTMで在宅フリーランスになると起きること 1

皆さんこんにちは、ケイです。
みなさんDTMしてますか?

DTMってなんだ?という方のために一応ご説明しておくと、DTMとはDesk Top Musicの頭文字をとった和製英語です。

今回は50代で会社員をやめ、趣味だったDTMでフリーランスとして実際に独立・開業した私ケイが体験した、フリーランスになると起きること6点のうち、前半3点をシェアしてみようと思います。

はじめは全然仕事がない

いやこれ本当に仕事がないです。でも実は後になって、ないのではなくて自分には来なかっただけだとわかりました。
僕の場合は最初にココナラを始めました。ココナラは「♪ スキルを売る・買うココナラ!」というCMでもおなじみのスキルシェアサービスで、音楽制作スキルも販売できるんですよね。DTMによる作曲、編曲、ミックス、オケ制作など、積み重ねてきたDTMスキルが活かせると思ったんですよね。
そこで、会社員をやめてフリーランスになるぞと決めた自分はまず、ココナラにさっきのDTMスキルを出品してみたんです。

でも、これがまったく仕事が来ない。

あの時は世界中から自分嫌われてるんじゃないかと思ってました(笑)
でもよく考えたら当たり前ですよね、だって誰も僕が音楽制作の受託を始めたなんて知らないわけですから。
そしてココナラでは購入者に対して、販売者の販売実績数が表示される仕組みになっています。5段階評価で星レビューもつけられていて、それ以外に出品者ランクとして、初出品・レギュラー・ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナまで6段階のランク付けもされ公表されるのですが、新規参入したばかりの僕の販売ページには販売実績もなければ星もついていない、ランクも初出品という最低レベル、というわけです。

これ、ドラクエに例えたらスライムみたいなもんですよね(笑)

もし自分が発注する側だったら、実績もレビューもランクもないスライムのサービスを購入しようとは思わないです。という事は、、、

いやこれ、どうやって最初の1件を受注すればいいんだ!?

となったわけです。そりゃそうですよ。0→1が一番難しい
どうしたらいいかと頭を抱えていた僕を助けてくれたのはYouTubeでした。その当時で5,000人くらいいたチャンネル登録者に向かって悪びれず宣伝していくことで、めでたく最初の一軒を受注することができたわけです。
初受注が2022年の8月末、実績がついたら徐々にご依頼をいただけるようになり、2023年の1月からは堰を切ったようにご依頼が増え始め、2月にはめでたくココナラ最高ランクのプラチナを達成することができました。
でもこれ、もしYouTubeチャンネルがなかったらどうなっていた事かと思います。

DTMで稼ぐ方法はたくさんあることがわかってくる

でもココナラでの受注だけでそんなに稼げるわけはない。一か月に何曲作れるかというキャパには上限があるわけです。しかも最初のころは不慣れもあって、¥8,000の仕事に3日も4日もかけたりしてました。そのうえココナラって売り上げから22%の手数料を差し引かれるわけです。
ということは¥8,000の仕事は、結局¥6,240になっちゃうわけですね、仕方がないのですがメチャ悲しかったです。だからあのときは、、、

はたらけど はたらけどなお わがくらし 楽にならざり ぢつとココナラの売上実績ページを見る

という感じでした(笑)
そこで次に、作ってあげるんじゃなくて作り方を教えるという稼ぎ方があるのではと思いつきました。これもYouTubeで「Stdio Oneの解説チャンネル」をやっていたことがヒントになったんですよね。

稼ぎ方は一つじゃないと気づいたおかげで、レッスンだけにとどまらず、メンバーシッププログラムや、SNSで製品を紹介して紹介料をいただくアフィリエイト、オリジナル曲をいろんなプラットフォームで売るとか、いろんな方法にどんどん気が付き始めまて広がっていきました
最近はココナラを通さずSNSのDMでのご依頼をくださる方が多くなっており、比較的手数料が安く自由にやり取りできるため大変助かっています。

いろんなクライアントさんがいる

そして、ココナラでもDMでも、いろんな個性的なクライアントさんがいるんだということを経験しました。
例えばココナラではあるとき、歌ってみたのカラオケを作ってほしい、という依頼者方が僕にカラオケ制作を頼んでこられたことがありました。そこでいただいたご質問が…

最大月何件作れますか?

でした。
え?という感じで戸惑いましたが、よくお話を聞いていくとその方は、僕が制作したカラオケを揃えて行って多数の歌ってみたユーザーに販売するビジネスプラットフォームを立ち上げようとしていたらしいのです。
それ自体は全然ダメだとは思わないのですが、僕はやっぱり、納品させていただいた音楽を聴いて喜んでくださる方のお仕事を直接受けたいという思いが強く、いくら稼げてもビジネスライクな音楽制作にはモチベーションが上がらなかったんです。なので丁重にお断りをさせていただきました。
そしてDMではもっとすごいご依頼がありあました、、、

自分絶対メジャーデビューするんで、支払いは出世払いでおねがいできませんか?

その自信すこしおすそ分けしてほしいです(笑)
さすがに出世払いはお断りしましたが、基本的にはどんなご依頼でも僕に依頼をくださることはうれしいことです。
ただしクライアントは選ばないとフリーランスとしての技術を安売りすることになるし、なにより自由を求めてフリーランスになった意味がないですよね。フリーランスが会社員と一番違うのは、、、

やりたくない仕事はやらなくて良い自由がある

だと思うんですよね。
フリーランスは、この仕事はやりたくないと思ったらお断りすることができる。つまり、お客様を選ぶことができること。
こういうとエラそうですけど、何も上から目線で言っているのではなくて、私たちクリエイターとクライアントはWin-Winの関係こそ理想だと思うのです。そしてWin-WInになれない取引はしないほうがお互いのためだと思います。

という感じで私のフリーランスDTMerとしての道は始まりました。
次回は残り3点をご紹介しますのでお楽しみに。

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