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50代が体験した、会社員がよかったこと、フリーランスがよかったこと

みなさんこんにちは、ケイです。
みなさんDTMしてますか?

僕は50代で大企業の開発部長職をやめ、趣味のDTM(パソコンを使った音楽制作)でフリーランスになってしまった人です。

フリーランスを1年やってみて、結局会社員とフリーランスどっちがいいのか?ということについてお話してみようと思います。統計的なデータとかはないので一般的に通用する話ではなく、僕はどう感じたかという話にすぎませんが、フリーランスになりたいと思っている会社員の方の参考にはなるかもしれないのでシェアさせていただきます。

大きな社会貢献は会社員の方ができる

会社員というのは自分一人ではできない大きな仕事ができることがあります。例えば僕は新商品の開発の仕事をしていましたが、僕のアイディアに会社が何億という投資をしてくれたり、出来上がった商品を何千人もの社員が製造したり出荷したり営業したりしてくれる、こういうことは一人のフリーランスでは難しいです。

みんなで力を合わせることで大きな仕事ができ、その仕事が世の中の役に立つ、社会をよりよく変える、みんなの生活を豊かにするる、そういう大きな社会貢献のある仕事は会社員の方がやれる可能性が高いと思います。
もちろん、フリーランスを突き抜けて会社を起業するところまで行けばまた話は違いますが。

社会的地位・信用は会社員が最強

会社員の社会的信用は最強です。おそらく零細企業の社長さんより大企業の会社員の方が銀行からお金を借りやすかったり、クレジットカードが作りやすかったり、銀行口座を作りやすかったりすると思います。
お金持ちが銀行口座に億単位ものお金があるのにクレジットカード審査に落ちた、なんていう話をよく聞きます。いくらお金があっても職業が会社員じゃないから先が見えない、だから信用できない、というわけですね。

フリーランスはクレジットカードも銀行口座も作れないと思って、フリーランスになる前に会社員のうちに全部作ってしまうことをお勧めしますよ。

会社員はあらゆる面で守られている

会社員の年金は国民年金と厚生年金の二階立てになっているのに対して、フリーランスの年金は一階部分の国民年金だけです。しかも会社員は、厚生年金と健康保険は会社が半分負担してくれています。負担は少なく保証は厚い。フリーランスになってみて改めて思いますが、会社員は幾重にも守られています。
雇用は法律で守られていて、成績が悪くたって簡単にクビにはならない。会社が大きく傾かない限り、来月の給料は必ず入ってくるのです。

さらに会社員には「有給休暇」という、フリーランスから見たら夢のような仕組みがあります。働かなくても給料がもらえるなんてすごいです。フリーランスが働かずに休めば収入が減ります。もちろん減ってもいいから休む、という決断が自由にできるという意味では自由度は高いですが、全ては自己責任です。

組織があるから、自分が病気になって仕事ができなくなっても、すぐに仕事が止まるなんてことはないです。抱えていた仕事は同じチームの同僚がフォローしてなんとかしてくれるでしょう。
でもフリーランスはそうはいきません。明日納品の仕事があって今日倒れたら仕事には穴が開きます。お客さまに迷惑をかけ、場合によっては信頼を失うかもしれません。

さて、ここまでは会社員の方が良かったと思うことを書いてきました。僕自身は会社員という働き方はメリットの多い素晴らしい働き方だと今でも思っていますよ。

一方でフリーランスの良さも皆さんに知ってほしいと思っていますので、ここからはフリーランスの方がいいと思うことを書いてみますね。

フリーランスは仕事と時間の自由度が高い

フリーランスの最大のメリットは「やりたくないことは断れる」だと思います。もちろんそれで収入が減ったりすることはあるでしょうけど、減っても構わないと結果を引き受けられるなら断れます。
だから、ある程度稼げるようになれば「嫌な仕事をやらない自由」「嫌なやつの言うことを聞かない自由」「やりたいことを我慢しない自由」がありす。

会社員にはその選択肢はないです。「来月の給料減らしてもらってもいいので、この仕事はやりたくないです」というわけにはいかないんですね。会社員というのは組織に所属している以上、個人が裁量で決められる範囲は限定されている。

フリーランスは圧倒的に自由です。ただし、ある程度稼げるようになれば、です。

フリーランスは嫌な気持ちになることが少ない

会社員として仕事をしていると、もちろん嬉しいこともありますよね。チームの仕事がうまくいって同僚と飲みに行って飲む乾杯のビール!このために仕事をしていると言う人もいると思います。
一方で、会社員は組織の中で嫌な思いをすることもありますよね。板挟みになったり、責められたり、すごくプレッシャーをかけられたり、それらの悩みのほとんど人間関係ではないですか?僕の場合、会社員時代に嫌な気持ちになることのほとんどは人間関係だった思います。

フリーランスになってから人間関係で嫌な気持ちになることはほぼゼロになりました。嫌な人とは会わなきゃいいし、話さなきゃいい、そしてそれが自由にできるからです。
要は、会社員と違って、いらない人間関係は自分だけの判断でバッサリ切れると言うことです。会社員だと、例えいくら嫌なやつでも自分の判断で上司と関係を切ることはできないですよね。フリーランスはそれができます。

でも言っておきますが、フリーランスだって人間関係は重要ですし、コミュニケーション能力は重要です。営業しないと仕事は来ないし、人脈を広げないと自分のビジネスは広がらないからです。でも会社員と違うのは、フリーランスの場合はそれを自分で判断して決められることですね。

フリーランスは全部自分で決められる

ふと思いついた新しいビジネス、会社員だったら会議に計って承認を得たり、関係部署に根回しをしたりして進める必要がありますよね。組織を動かすには当然必要なことです。
時には前例がないとか、どこかの部署のルールを変えてもらわないとできないとか、面倒なことが山盛りだったりしますよね。
上司に反対されることだってあるでしょう。意見が合わない上司だったりすると説得するために資料を作っていてふと、なんでもっと自由にできないんだろうと思ったりしますよね。

これに対してフリーランスは、今思いついたいいことは、その瞬間から行動開始することができます。誰の許可もいりませんし、誰に相談しなくてもいいです。ただ、結果を全て自分が受け止めればいいだけです。

「責任は自分が取るので、僕の思う通りにやらせてください!」

会社員時代にこういう言葉を飲み込んだことがある方はいませんか?
フリーランスなら思い立ったらその瞬間から実行できる、それがフリーランスが持っていて会社員が持っていない最大の自由だと思います。

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