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私の知っているピッコロトランペットの浅~い知識
今回はトロンボーン吹きの私がピッコロトランペットについて知っていることや体験した事を書いていきます。
ピッコロトランペットと言えば独特の音色と明るい音色で聴く人を魅了する楽器です。吹奏楽ではあまり出番がないため名前は知っていても吹いた事がなかったり、どんな楽器か知らない方も多いのではないでしょうか?
高音が鳴らしやすい?
おそらく大半の方はピッコロトランペット=高音が楽に鳴るというイメージを持っておられると思います。・・・がこれは実は大きな間違いです。
正確には倍音の幅が広がるためミストーンが少なくなるという事になります。サックスのオクターブキーのようなものでは一切ありません!
例えば通常のトランペットのハイBが鳴らない人がピッコロトランペットを吹けばハイBが鳴らせるかというとそうはいきません。通常のトランペットで鳴らしたい音が出ない場合はピッコロトランペットでも鳴りません。
私も知り合いにピッコロトランペットを吹かせてもらった事がありますが通常のトランペットで鳴らせる音域までしか出ませんでした。それどころが楽器自体の抵抗がすごく通常のトランペットよりコントロールするのがかなり難しく感じました。
トランペット吹きから聞いた話
ここからはトランペット吹きの知り合いから聞いた話をツラツラと書いていきます。
・ハイBの音は当てやすい
これは倍音列の関係で当てやすくなっているからです。
通常のトランペットではハイBを出そうとするとどうしても一音下のA♭が鳴ってしまうケースが多いですが、ピッコロトランペットの場合この音はチューニングBの位置づけになります。周辺の音が下が「F」上が「D」(トランペットのハイD)のためミストーンが少なくなります。ただ先ほども書いたように元々鳴らせない音はピッコロトランペットを使っても鳴りません。
・音程がとりにくい
特殊管あるあるですが正確な音程をとるのが非常に難しいようです。
・シンプルに難しい
トランペットが吹けるからすぐ吹けるというわけではないようです。
先ほども書いたように楽器の抵抗がかなりあるため吹くこなせるようになるには時間がかかるでしょう。
・バテ具合はほとんど変わらない
高音は当てやすいですが唇への負担は通常のトランペットとほぼ変わらないようです。最初に書いたようなオクターブキーのようなイメージは捨てましょう!
いかがでしたでしょうか?吹奏楽ではあまり使う機会はありませんが、もし触れる機会があれば是非吹いてみてください!
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