ラジオで聞いたピアノレッスンの話
幼少期にピアノを習っていた方は多いのではないでしょうか?ちなみに私は習っていませんでした・・・
昔ラジオで聞いたピアノレッスンに関する話を書きます。出演されていた方の名前は忘れてしまったのですが非常に興味深い話をされていました。
ピアノレッスンのほとんどの教室ではドレミの読み方を覚えて指のトレーニングをして教則本を使って練習曲をして・・・という流れだそうです。アニメや童謡など身近な曲も演奏しますがレベルが上がってくるとどうしてもクラシック中心のレッスンになり、「指使い」はこう!「メロディーの歌い方はこう」といった型にはめていくような指導法が一般的と話されていました。
もちろんクラシック自体は音楽の基本でクラシックを学んでからやりたいジャンルにチャレンジしていく事は間違いではないのですが、根本的な音楽を楽しむという観点からいくとどうでしょうか?ピアニストを目指す方やコンクールで賞を取って・・・といった人であれば問題ないと思いますが大半の人はクラシックに興味がなく親が勝手にピアノ教室に通わせているというパターンだと思います。そんな人が興味のないジャンルの音楽であーだこーだ言われるとピアノを習うことが嫌になって辞めてしまうといった流れになってしまいます。
ラジオに出演されていた方の話では楽譜の読み方よりも「ドミソ」や「ドファラ」などのコードを「C」「F」といったコードネームと指の位置を覚えて簡単なコードから習得していく。カノン進行で使われるコードさえ弾けるようになれば色んな曲の伴奏を自分で弾ける事になるので音楽が楽しくなる。楽譜を読んだり指使いを覚えるのはまずは音楽の楽しさを知ってからでも遅くないという考え方でした。
この話は私自身非常に共感が持てました。もちろん音楽教室の指導方法が間違っているとはこれっぽっちも思っていませんが、こういった違う観点の考え方があるという事が知れてよかったと思います。
このコードから覚えていくというのはギターを覚える方法に近いと私は思います。私自身もギターを触りだした最初の頃は「Cのコードはこのフォーム」「Fはこのフォーム」といった感じで指の形で覚えました。最初は全然音が鳴りませんが慣れてきてCのコードをストロークするだけでなんとなく
弾けてる感じがしてすごく嬉しかったのを覚えています。
ピアノも色々な指導方法があると思いますが、私が小さい頃もしピアノを習っていたならコードを先に覚えて音楽を楽しむタイプのレッスンでないとおそらくすぐに辞めていたと思います。
音楽に対する考え方は人それぞれで色んな人の話を聞くことは非常に大事だと感じることができた話でした。