かごバッグ、再生。
形見わけで手作りの藤編みのかごバッグをいただきました。
懐かしい形で、いまではあまり見かけませんね。娘に見せると「可愛い!私が使う!」一目惚れしたようです。中に入れる巾着袋を作って欲しいと頼まれました。早速パターンを作り、手持ちの生地を裁断します。
こんな巾着ができました。キルティング生地を使ったので、しっかり形をキープしてくれます。
キルティング生地は無地と花柄のリバーシブルでした。巾着を開くたびに見えるよう、内側に花柄をもってきました。可愛い柄を見ると気分があがりますよね。
かごにセットするとこんな感じです。かごのふちにはフリルもつけてみました。
蓋をすると、ちらりとフリルが見えます。この「ほんの少し可愛い」感じが私はすごく好きです。けれど、つづきが…。
作っている間、蓋のくすみが気になっていました。長い間置いたままでしたので、藤の隙間に埃が詰まっていました。歯ブラシで擦ってみましたが、新品のようにはなりません。
そこで、蓋カバーを作ってみました。フリルがすごく可愛いのですが、これはどうみても「昭和の黒電話カバー」的ではないだろうか…。
恐る恐る娘に画像を送ってみると…「え、可愛い!大きなリボンもお願い!」と。そういうものなの…?と娘の反応に驚きつつ、リボンを足してみました。
いかがでしょうか。可愛すぎるような気もしますが、これがいいのかな。喜んでくれたのだから、いいのでしょうね。
(念の為、蓋カバーもリボンも、取り外せるようにしておきました)
誰かが大事にしたものを、次の世代がまた喜んで使ってくれるなんて、素敵なことだなぁ…としみじみ幸せを感じる時間でした。
studio fukuでは、こんな、ちょっとした手作りのご相談も喜んで承ります。
お気軽にご連絡ください。(studio fukuのホームページへ移ります)