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左と右で、1セット
あぁ、右袖を2枚裁っちゃった! 左袖の分、生地が残ってるかな...。
生地の分量に余裕がないとき、ありがちな裁断のミスです。
私も何度やったことでしょう...。
洋服を作るときに、2枚を左右対称に裁断するパーツはいくつかあります。
わかりやすいのは袖ですね。
袖の型紙はこんな感じ。女性用なら基本的に右袖のパターンになっています。
カーブしている「袖山」が前と後ろで同じように見えて、実は違います。
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ですから、同じ向きで2枚ではなく、左右対象に2枚裁断する必要があります。
生地に余裕があれば、こんなふうに外表に生地を重ねて裁てるので、ミスなく裁断できると思います。
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裁断後、2枚とも生地の表を上にして置けば、左右対称で、右袖と左袖があることがわかります。
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けれど、生地に余裕がなくて、場所をずらして一枚ずつ裁断することがあります。
そんなとき、生地の面も、パターンの面も変えずに、このように裁断すると、右袖が2枚に...涙
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前回のわに注意!でもご紹介しましたが、布を裁つ前に、パターンを広げて裁断の向きや枚数を確認しましょう。今回は生地が足りないから表と裏で一枚ずつ裁断だな、と決めたらパターンにその旨書き込みましょう。「表 裏」と記入して裁断したらチェックする などが良いかと思います。表(右袖)を裁断したらチェック、パターンを裏返して、左袖を裁断したらチェック。これでばっちりです。
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生地に余裕がないときに、裁断ミスがあると取り返しがつかなくなります。
小さな工夫でミスを防ぎましょう。
裁縫上手への道、お試しください。