自分の向きを変えて、裁つ
裁断終了。鋏をおいて、パターンを布から外してみたら、あれれ、端がガタガタだ...。それに、パターンからズレてる...? どうして...!?
布を正確に裁っておくと、縫う作業がスムーズに進み、綺麗に仕上がります。
でも「正確に裁つ」って簡単なようで難しいですよね。
正確に裁つにはいくつかのコツがあります。
今回は、鋏を持ったとき、布とパターンに向き合う姿勢についてご紹介します。
布を裁つとき、右利きの方は
・向かって右手にパターンを配置し、
・パターンは文鎮で押さえ、
・左手で余分な布を押さえながら、
・パターンの左端に鋏をピッタリ沿わせて
・正面へと鋏を進めていきます。
左利きの方は、この反対です。
左手にパターンを配置し、パターンの右端に沿って裁ちます。
鋏は常に正面へと進めます。
手が届きにくいときには、鋏の進行方向へ、自分の位置と向きを変えます。
右利きの方は机の右角で、左利きの方は左角で作業をすると、体の向きを変えやすいです。
パターンにわなだち(輪にして裁つ)マークがあったら、「わ」を切りにくい正面向こう側に配置すると、残り3辺が裁ちやすくなります。
(写真は右利きの方の場合です)
布とパターンをどう置いたら裁ちやすいだろう?と考えてから鋏を持つと、スムーズに正確に裁断ができます。
裁縫上手への一歩、お試しください。