ミシン周りにもゆとりが大事
保育園の布団カバー、体操袋にランチョンマット。まっすぐ縫うだけだから簡単!と思っていたら、あれれ曲がってる...!布がずれてく...!
どうして真っ直ぐ縫えないの?
前回はひとつめのコツ、布をミシンが縫う速さに合わせて送ることをご紹介しました。今回はミシン周りのゆとりのお話です。
あなたのミシンには、作業スペースがどのくらいありますか?
こちらの写真をご覧ください。
針の周りのスペースが小さいので、ミシンの台から布が垂れ下がっています。
布の重さで縫い目が引っ張られそうですね。
このまま縫い進めていくと、手前に垂れた布が右側へと浮いてきます。
これも「まっすぐ縫えない」原因のひとつです。
前回ご紹介した、「Cの字」の手で押さえて送っていく方法で真っ直ぐ縫うことはできます。でも、指先だけで押さえるので、ちょっと疲れます。
これも簡単な工夫で解決できます。
ご自宅に、分厚い大きな本はありませんか。電話帳とか(今どきは無いのかも)、大好きだった図鑑とか、処分しがたい美術館の図録とか。
それらをミシンの台座と同じ高さに重ねて置いてください。
これで、ミシン周りの作業スペースが随分広くなりました。
布を平らに整えやすくなり、重さで引っ張られることがなくなります。
そして、布を押さえる手が落ち着くので、疲れにくくなります。
これからミシンを購入するという方は、「ワイドテーブル」が附属されているもの、もしくはオプション購入可能なものもありますので、確認してみてください。
作業スペースを広げるだけで、ずっと綺麗に縫えるようになりますよ。
裁縫上手への一歩、お試しください。
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