ミシンのスピードに合わせて
保育園の布団カバー、体操袋にランチョンマット。まっすぐ縫うだけだから簡単!と思っていたら、あれれ曲がってる...!布がズレてく...!
どうして真っ直ぐ縫えないの?
ミシンを買うとき、ミシン屋さんがデモンストレーションしてくれますよね。
「ほーら、触らなくても真っ直ぐ縫えますよ!」って。
それなのに、なぜ、家で使ってみると曲がってしまうのでしょう。
布を用意して、ミシンに任せて縫ってみましょう。
何もしてませんが、真っ直ぐ縫えてますね。
つぎは、同じ布の端を縫ってみましょう。
ちょっと驚くくらい曲がってしまいましたね。
ひとつ目では、布の真ん中を縫ったので、針の右側と左側で布の大きさは同じでした。布は左右とも同じように送られ、真っ直ぐ縫えます。
しかし、ふたつ目では、針の左側のほうが布が大きく、つまり重さがあるので、右側よりも布の進みが遅れてしまい、曲がっていくのです。
つまり、左側の大きい布を、ミシンの進みと同じ速さで送っていけば、まっすぐ縫えるはずです。そのやり方は...
写真のように、左手の指を「C」の字を作るように軽く曲げ、これから縫うところに「中指と親指を添える」ように下ろして、布を押さえます。
そして、ミシンが布を送るスピードに合わせて、手も進めていきます。
親指のところまで縫ったら、ミシンを止め、手を置き換えて、縫います。
じれったいようですが、ミシンのスピードに合わせて送りながら、押さえた分だけ縫う方法なら、真っ直ぐ縫えますよ。カーブも綺麗に縫えるようになります。
裁縫上手への一歩、お試しください。
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