夜の金沢散歩(尾張町〜ひがし茶屋街)
SOKI KANAZAWA泊の夜。前の記事で駅からの立地はお伝えしましたが、武蔵ヶ辻の交差点近なのはホントに便利です。観光スポットのちょうど中間にあるような場所で歩いてひがし茶屋街や長町の武家屋敷にもいけますし、金沢城も大手門口や黒門口が近いのでそちらから園内に入って石川門に抜けるのもよいかと。どこも15分〜20分程で行く事ができます。金沢自体観光名所がコンパクトにまとまっている街ですし、この武蔵ヶ辻はどの方向にもバス便が豊富ですので歩きはちょっと…という方にもとっても便利です。
このエリアに泊まっているなら!私のオススメは夕方からぶらぶらとひがし茶屋街への散歩。
ホテルを出て左へ、途中から一筋裏の道に入って頂久保市乙剣宮という神社の脇の暗がり坂を抜けて主計町(かずえ)へ。この暗がり坂(暗闇坂ともいう)かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通うために使われてきたと言われています。
本当に「人目を避ける」という言葉がしっくりくる、とても狭い坂道で、上から見ると、異世界へ続く不思議な舞台が設えられているかのよう何共風情ある小道。そのまま狭い道を進むと川沿いに出られます。主計茶屋街の格子の灯をみながら浅野川大橋に出るこのルートオススメです。
ちなみに暗がり坂とは対照にあかり坂もあるんです。「暗がり坂」と平行に存在します。こちらはずっと特に名前のない坂でした。
それが、金沢市民から、土地にゆかりのある作家、五木寛之氏に依頼があり、作品の中で登場人物に命名させるという形で名付けられたそうです。
浅野川沿いには町屋が並んでいます。格子戸から漏れる灯り、人の声。川の流れる音。何もかも忘れ…異空間に来たような不思議な気持ちになる場所です。
浅野川大橋を渡ると、ひがし茶屋街へと入っていきます。大概のお店は17時までなので気をつけて下さい。食事も予約のところが殆どです。
ブラブラ歩いて1時間。
浅野川に映る町屋の灯りはなんとも言えない幻想的で美しい風景でした。
帰りは大通りに出てオシャレワインバーなどなど寄って帰るのも良いかもしれません。
東京では歩くのがとっても嫌で車ばっかりなのですが…金沢はどこまでも歩きたくなるそんな街です。