暮らすように旅するホテル暮らし@山代温泉 界 加賀
金沢滞在中に小トリップ。
山代温泉。金沢からクルマで小一時間。
有料も下道も大差ない感じです。そう遠くは感じない距離でした。
新幹線敦賀延伸で加賀温泉駅ができ、3連休中日、さぞかし賑わっているかと思いましたが…。全然で…。
いしかわ観光特使としてはこれではいけないと思った程…。
1泊お世話になったのは星野リゾート 界 加賀
整備された街並みの区画に位置しています。
印象的な紅殻色の建物は文政年間1818年から1830年の有形文化財を活かす取り組み。紅殻色を基調とした伝統建築棟はエントランスを挟んだ建物とロビーと2階のラウンジです。
裏側には近代的な客室の建物があります。
フロントの空間は大きく吹き抜け梁が見えます。
そこから水引きのアートが吊られています。
金沢の水引作家 自遊花人の廣瀬由利子さんの作品です。
所々に石川県の工芸品がならぶ館内。沢山のホンモノに出会えます。
中庭を隔てた宿泊棟には渡り廊下で。
ラウンジへ移動したら館内の説明を受けます。
廊下やラウンジには至るところに石川県の工芸品が並べられています。九谷焼のいくつかは掛けや割れを漆を使い継ぎ金の装飾を施されたモノもあります。金継ぎは館内で体験、見学する事もできます。
又沢山の器からの自分好みをみつけて美味しいお酒を味わう事ができるラウンジは吹き抜けの空間にある秘密の場所のようです。
ラウンジでは21時から加賀獅子舞を観る事もできます。泊まるだけではない体験はさすが星野リゾートだなと感じるところです。
お部屋は和室で3名まで宿泊できるお部屋で、畳敷のベッドスペースとソファスペースそこからベランダのテラスもつく広々した作り。
界は全室加賀友禅などの伝統工芸を随所に取り入れた「加賀伝統工芸の間」。4つの伝統工芸「九谷焼」、「山中塗」、「水引」、「加賀友禅」を配した伝統とモダンを融合させたデザインです。
ソファをベッドにすれば3人泊まれるお部屋です。
テーブルにはお菓子と風呂敷。袋にして大浴場利用の際活用します。タオルなどを持ち歩く為、袋にする折り方の説明付きです✨
勿論お持ち帰り頂けます。
さてさてお楽しみのお食事ですが予め時間を決めでのご案内でした。ダイニングは半個室でとても寛げる空間。こういった配慮の数々が星のリゾートの人気の理由なんだなと思うところです。
お食事は石川県の食材をふんだんに取り入れ、又器まで一つ一つこだわったお料理でした。
デザートもお部屋に届けてもらう事に。
21時からラウンジで加賀獅子舞を見る事ができるので観に。
金沢市の無形民俗文化財にも指定されている伝統の加賀獅子舞を、地元の工芸作家や民俗芸能チームの協力を得て独自にアレンジして毎晩上演されています。
その他にも茶の湯体験など宿の中でできるアクティビティを選び時間を過ごすのも良いですね。
さて大浴場も又工夫を凝らしたしつらえに驚きます。
脱衣場に入ってひときは存在感のある提灯。
百万石祭りなどで奉納される御神燈に用いられるものだそうです。それが中央にドン!と!
誰もいなかったのでパチリ✨
湯船には4つの絵柄の違う九谷焼のタイルが貼られどれもテイストの違い色や絵柄に見入っているとのぼせそうでした。
温泉♨️お決まりのお風呂上がりの飲みモノとアイスバーが!
朝食も夕飯同様に大満足の和の御膳でした。
食べきれない!でもペロリと…(笑)
チェックアウトは12時。
少しゆっくり山代温泉の街をぶらり。
連休の中日だというのに街に人がいない事にびっくりでした。ちょっと不安になるくらい…。
以前テレビの取材も入っていた五郎島金時のモンブランソフト。
ぐるりと道が廻り中央に位置する建物が古総湯。
明治時代の総湯を復元し、外観や内装だけでなく、入浴しながら温泉の歴史や文化が楽しめる「体験型温泉博物館」。2階の休憩所や、浴室の床や壁の九谷焼のタイルも当時のまま復元されています。
界宿泊だと先程紹介した風呂敷にタオルなど一式いれて持っていくと入湯料はかかりません!お忘れなく〜✨
界 加賀がゆっくり過ごせる泊まる為の宿。
まさに暮らすように旅するコンセプトにパチリとハマる宿でした!
インテリアデザイナーとしての興味として
寝心地良すぎるマットレスは
→日本ベッドのシルキーシフォン
日本ベッド池上スタジオに展示があるはずです。
ちなみこちら色々なマットレス実際寝て体験できます(30分だったかな?)
掛け布団は
→丸八真綿のホテル仕様SleepArtistとPro’s Partner
寝具もですが…家具やカーテンなど…ついつい何が使われているかチェックしてしまうのは職業病です。
1泊ではもったいないもっとゆっくり過ごしたいお宿でした。