
#35: リード&コーラスもマイマイクがほしい!
こんにちは、もりーです。
突然ですが「マイマイク」という存在、ベースとパーカスの人たち特有の文化みたいになってると思いませんか?
僕が所属していた東京外国語大学LINESというサークルでは、マイマイクの文化はあまり強いものではなかったので、リードやコーラスをやっている人でマイマイクを持っている人は全くいませんでした。
ですが、マイマイクは色々と持っているといいことがあるので今回の記事では「リード&コーラスのためのマイマイク特集」ということでマイマイクを持つメリットやデザイン、価格などをピックアップして紹介したいと思います。
リード&コーラスがマイマイクを持つといい理由
カッコいい、アガる
一番の理由はこれです。SM58よりもデザイン的にカッコいいマイクはたくさんあるので、使っているとめちゃめちゃテンションが上がります。
お気に入りのスニーカーやお気に入りの服と同じようにお気入りのマイクでステージで演奏することで最強のメンタルで演奏に励むことができます。
正直ベースとかパーカスもデザインでマイク選んでいる節はあります。
贈り物にちょうどいい
価格がやや高めなのもマイマイクを買う良い理由です。
基本的にライブで使うダイナミックマイクは1万円~3万円くらいの価格帯の商品が多く、複数人から一人に向けた誕生日プレゼントとしてぴったりな=価格です。
価格が高めではありますが、金券のように一回使えば終わるものではなく、ずっと末永く手元に持ってもらえる物なので、プレゼントする側としてもプレゼントしがいがあります。
自分の歌い方に合ったマイクを使えるので歌いやすい
使うマイクによってかなり音の入りやすさやマイキングのしやすさに違いがあります。
自分に合ったマイクを使うことで苦手な音域をキレイにマイクに入れることができるようになったり、理想に近い音の響かせ方を実現できたりします。
いつでもキレイなマイクを使える
サークルやライブハウスの共用マイクはかなり使い込まれているので年季が入っており、かなり薄汚れていることが多いです。
また、グリルボール(マイク上部の網)も長年の使用によりベコベコになっていたり、臭くなっていたりするので一度マイマイクを買うと汚いマイクを使うのに抵抗が生まれます。
自分の物なので手入れさえすればいつでも清潔でピカピカなマイクを使うことができるのはマイマイクを使う上で無視できない大きなメリットだといえます。
以上のメリットを踏まえた上で次のコーナーでは見てて楽しいマイクをいくつかご紹介したいと思います!
リードやコーラスの人が気になりそうなマイクを紹介
ここではリードコーラスの方々がべーパの話を聞いてちょっと気になってるマイクを筆頭にリードやコーラスの方ならではのマイクをご紹介していきます。
通販サイトへのリンクや現時点(2023年3月21日)の価格も合わせて書くので気になったマイクはチェックしてください!
SHURE / BETA58A

こちらはSM58のバージョンアップ版となっているマイクです。
特徴として高音域の抜けがSM58に比べて良く、パリッとした音になっています。
また、SM58と比較するとマイク本体のゲインが高く、パワフルな音が出ます。
The First TakeでTK from 凛として時雨さんが"unravel"を歌うのに使ったマイクもこちらです。

この青がかったグレーの本体と、Betaのチャームポイントである青いグリルの輪っかがカッコいいですね。グリルボールもSM58と比べると硬いものが使われており、かなり頑丈です。
こんな人にオススメ!▶ パワフルに歌いたい人、歌詞をしっかりと聞かせたい人
SENNHEISER / E945

この真っ黒なボディにブルーメタリックのグリル、最高に無骨でカッコいいです。

兄弟マイクであるe935に比べると少しグリルが長く、リードが持つマイクと考えるとE945のほうがスタイリッシュな気がします。
べーパがマイマイクとして買いまくっているのでべーパ向きという印象を持たれがちですが、ボーカルが使ってこそ真価を発揮します。
繊細さという点ではコンデンサーマイクに及ぶことはありませんが、とにかく鳴りがナチュラルでいい音です。
こんな人にオススメ!▶ バラードで歌をしっかり表現したい人
HEIL SOUND / PR35

むちゃくちゃカッコいいです。
真っ黒なツヤのないボディにキラッと光る紫のリングは唯一無二です。
メンタル最強の自分でステージに立ちたい人にはオススメしたい一本です。
こんな人にオススメ!▶ とにかく自分の声に忠実な音を出したい人
beyerdynamic / TG-V70D

関西や中部のアカペラ界隈では結構知名度のあるマイクですが、関東では聴き馴染みが薄めなマイクです。
デザイン的に特筆すべきものはあまりありませんが、このマイクは超低域から高域までしっかりと鳴ってくれる一本です。おそらくこの価格帯では最強のマイクです。
ハウリングにもめっぽう強く、マイク本体のゲインも破格に強いため、絶対に声が埋もれることはなくなります。
留意点として、ハイパーカーディオイドという種類のマイクであるのでSM58などの一般的なマイクと比較すると音が入る範囲が極めて狭く、踊りながら歌うようなパフォーマンスには不向きです。
芯にあたればホームランが打てるバット、みたいなイメージかも。
声が埋もれがちなリードの方は試してみる価値アリです。
こんな人にオススメ!▶ パーカスやベースの音量に絶対に負けたくない人
横浜マイクロホン / azuki

軽くて持ちやすく歌いやすい。
日本のアカペラサークル事情を知っているからこそ作れるマイクだと思います。
音作りとかミキサーの操作に自信がないけど無難な音が鳴ってほしいという方向きです。
パッケージ、ロゴ、マイクなど至る所まで丁寧に作り込まれており、個人制作っぽさを感じさせないクオリティです。
価格もかなりお手頃であるので、コーラス隊3人でお揃いのマイクを買う、みたいなことするときはこのマイクがピッタリだと思います。
SM58の310gに比べても255gと50グラムほど軽く、マイクのコネクタ方面に向かうにつれて細くなっていくグリップはかなりハマります。
こんな人にオススメ!▶ コーラスで揃えたい人、58が歌いにくいと感じる人
TELEFUNKEN / M80 CHERRY

約4万円とかなり高額ですが、今回の記事はデザイン重視なので紹介させてください。
ウッドハンドル(木製の持ち手部分)は現在の機材界隈ではほぼ唯一無二です。
リードの世界をつくりたい、衣装との組み合わせを突き詰めたいという方はカラーバリエーションが豊富なTELEFUNKENのマイクを覗いてみるといいでしょう!
こんな人にオススメ!▶ デザインにこだわりたいけど音質も妥協しない人
ORB / CF3

超高級国産機材で有名なORBのマイクです。
軽く、細く、ゴージャスです。
このマイクのビートボックス向けであるHBBを以前使っていましたが握りやすさとデザインはぶっちぎりのトップです。
また、カラーバリエーションも2種類あります。
宝石のように輝くCF-3 Artemis(アルテミス)

真珠のようなCF-3 Cinderella(シンデレラ)

通常版に比べ価格は張りますが、ひと目で目立てるマイクは他にありません。
細く、軽く、グリルもコンパクトであるので、女性シンガーにはすごく相性がいいマイクだと思います。
こんな人にオススメ!▶華やかなリードになりたい人
まとめ
かなり紹介する本数が多くなりましたがこの辺で紹介を終わりたいと思います。
今回はリードやコーラスの方にとってオススメしたいマイクをいくつかご紹介しました。
アカペラをやっている人に向けてのプレゼントとしてはかなり良いプレゼントだと思うので誕生日などのギフトの参考に読んでいただけたら幸いです。
数多くあるマイクですが、どれも個性があり、人によって合うマイクが必ずあります。
最高の相棒となる一本を見つけるもよし、ジャンルや歌い方によって使い分けるもよし、とマイクとの付き合い方は様々なので一度SM58以外のマイクを試してみるのも良いのではないでしょうか!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。もりーでした。