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一生もの

・成人式に買ったコムデギャルソンのスーツ
・どこのブランドか分からんけどクソ高かった革ジャン
・ラルフローレンの紺ブレ
・トリッカーズのカントリーブーツ
・オールデンの革靴

すべて「一生ものですよ」なんて言われて買ったが、
人生の折り返しを過ぎた現地点ですべて手元にはないw

でも、「一生ものですよ」の殺し文句で、
まんまと自分を落とした店員さんにはなんの恨みもなく、
むしろ背中を押してくれたことに感謝している。

そこそこ稼げるようになってからは、
「一生もの」の代わりに、
「どうせ買うんでしょ」を言い訳にしては、

・パネライ各種
・IWC各種
・ロレックスデイトナ 

といったお決まりの腕時計。

クルマに至ってはそれどころではなく、
M3、M4、M5、Z8  etc...と、
数えきれないくらいのBMWを所有したが、
これらもすべて手元には残っていないw

でも、どれも人生を有意義にしてくれたのは間違いなく、
所有する機会があったからこそ今の自分があると思っている。

正直、「一生もの」になり得るモノは少ないけど、
迷うくらいなら言い訳にすがってみることをお勧めする。

世の中はネット社会で、
検索さえすればほとんどの情報は手に入るが、
自らの五感で感じ取った質感は、
言葉や文章にできるものではなく、
手にしたものにしか分からないものであり、
それこそが「一生もの」だから。

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