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「アメリカの酒文化」#2−1 知っていると便利!日本には存在しない文化と関連用語 外飲み編

アメリカで外飲みを表す表現は「Going Out」と言います。

「アメリカの酒文化」について説明していく情報は自身やAさんとJさんの経験及びネットリサーチを通して得た情報になります。


"BYOB"って何の略?

BYOBとは"Bring your own booze"の頭字語であり、「アルコールは持参ください」という意味を持ちます。アメリカでは、20世紀からホームパーティーやレストランなどで使われてきました。レストランの中では高額な酒類販売業免許を確保しない代わりにお客様がお酒を持ち込むことを許可する所もあります。お客様にとっても安価で飲み会を楽しめることができ、大学生に特に人気です。YelpやGoogleで "BYOB Restaurants Near Me"と検索してみてください。

Jさんによると、アメリカの大学では、日本みたいな飲みサークルはあまり存在しないみたいですが、どのサークルでも飲み会は何回か行われているらしいです。「ハウスパーティーでなければ、BYOと呼ぶレストランでの飲み会によく行きます。サークルの委員がお金を集め、持ち込み可能なレストランに安いアルコールを大量に持ってきてくれます。アメリカのレストランでアルコールを買うと最も高いので、助かります」と言っています。

大学生からするとレストランでボトルを買うのは高いので、
BYO可能な店に格安な酒類を持ち込むことが人気である。
こちらの箱には4Lの赤ワインが含まれている中、
値段は$20弱。

"Open/Close the Tab"ってどういう意味?

バーでお酒を頼むと必ず聞かれるのがこのフレーズです。クレジットカードを渡す際に”Keep it Open”と言うと、バーテンダーがカード情報を保管し、次々同じ決済で飲み物を頼み続けられます。最後に”Close the Tab”と言うと、まとめて支払いができ、チップも一回あげるだけで済みます。TabをCloseするのを忘れたまま退場してしまうと、高額なサービスチャージを取られる可能性もあるので注意しましょう。

TabをOpenのままにしてしまうと、
忘れてしまう可能性があるので、
しっかりとその場でCloseするようにしています。

"Bottomless Mimosas"ってどういう意味?

日本ならでの「飲み放題」、特に安価な物は中々アメリカでは見当たりませんが、少し似ているのはこちらの "Bottomless Mimosas"という文化だと思います。酒類販売業免許を獲得しているレストランはブランチメニュー(Breakfast+Lunchを合成した単語であり、メニュー提供されているレストランでは昼食時間でも朝食っぽいご飯が食べられる。大抵土日のみ。)の中にこちらが含まれています。

Jさんは週末に友達とブランチをしに行くことが多いのですが、偶に昼のみがしたいときには、提供されている店でボトムレスミモザを頼むらしいです。「値段は一人$20〜30するので、日本よりだいぶ高いですが、飲み放題ができて楽しいです。」と言っています。

飲み放題と言われていますが、
実際は安全のため、
一人6杯までなどと制限されている
場所も少なくありません。

"Happy Hour"って何?

「幸せな時間」と意味しており、指定された時間に割引されたドリンクとおつまみを頼めます。街中では多くのレストランで実施しており、大抵夕食前の午後4時から7時頃に注文できます。

ナレッジキャペタルによると、由来は1920年代にアメリカの軍隊が船上でお酒を楽しむ時間を表す表現であったらしいです。今は仕事上がりのビジネスマン、友人、カップルなど様々な方々がレストランでHappy Hourに参加しています。

「Happy Hourの中では一番安い」
との印象があるのはメキシコ料理店。
テキーラをライムジュースで割ったマルガリータと
おつまみサイズのタコスが格安で頼めます。

"Jungle Juice"って何?

普段は宅飲みの罰ゲームで飲まされたりしますが、最近は美味しく作られたものがレストランでよく見るような感じがします。

20世紀にジャングルの中に配属されたアメリカの兵隊が、手に入る飲料をとりあえず何でも混ぜ合わせて作ったカクテルを表現した単語です。今では宅飲みや外飲みでも見当たります。罰ゲームでは大抵不味くされているものですが、レストランでは美味しく組み合わせ、大抵大人数でシェアできるようなドリンクとして提供されています。

入れ物は様々な可能性があり、1989年代からあるニューヨークの店舗では「Fishbowl」(金魚鉢)に入れたジャングルジュースが人気を集め、今では数々のレストランで頼めるようになっています。

あるレストランのHappy Hourメニューに
このようなFishbowlが載っており、
五人以上集まっていれば頼めます。

*写真はすべて著者撮影によるものです


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