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単位の環境設定をセットする Keyboard Maestro 用アクション

Web制作やUIデザインをするときと紙のDTP作業では,使用する単位が異なります。例えばWebのときはピクセル,DTPではミリメートルといった具合です。さらに言えば,お客さんAは級数・お客さんBはポイント,のように細かく切り替えなくてはいけないことも多々あります。

単位は一般・線・文字・東アジア言語のオプションと4つにわかれていますし,矢印キーを押したときの移動量も単位設定に揃えた数値にしたいでしょう。手動で管理するのはあまりにも大変ですね。

そこで今回は,単位の環境設定をセットするKeyboard Maestro用アクションを紹介します。

あらまし

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一般・線・文字・東アジア言語のオプション(行送り)の単位と,矢印キー入力の移動量・角丸の半径・サイズ/行送り増減量・ベースラインシフト増減量を指定して環境設定を変更します。

今までは,ただ単にスクリプトで設定を変更しただけでは実際に指定した通りにならない仕様でした。こちらのアクションではGUIを自動操縦することで,新しい単位を即時適用できるようになりました。

結果は「mm mm Q/H Q/H」のように指定した単位4つをスペース区切りで出力し,それを通知したり変数にセットしたりできます。

動作環境インストール方法はそれぞれリンク先をご確認ください。macOSとKeyboard Maestroを使用中のかたのみご利用できます。

単位を設定できる項目は 環境設定->単位... にある次の4つです。

General:一般
Stroke:
Type:文字
East asian type:東アジア言語のオプション

指定できる単位はこちらです。

pt:point
pc:pica
in:inch
mm:millimeter
cm:centimeter
Q/H:級または歯
px:pixel

移動量などは次の通りです。単位つきの数値が指定できます。空欄か数値でない値を指定した場合無視されます。

Keyboard increment:一般 > キー入力。デフォルト単位はGeneralに指定したもの
Corner radius:一般 > 角丸の半径。デフォルト単位はGeneralに指定したもの
Text size increment:テキスト > サイズ / 行送り。デフォルト単位はTypeに指定したもの
Baseline shift increment:テキスト > ベースラインシフト。デフォルト単位はEast asian typeに指定したもの

使いかた

Illustratorを開いた状態でアクションを実行してください。指定した通りの単位設定に切り替えます。

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