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ExtendScriptのソースコードを実行する Keyboard Maestro 用アクション | Illustrator
ExtendScriptはAdobeアプリを自動で動かすための機能で、JavaScriptの1種です(以降JavaScriptと呼びます)。ファイルの拡張子にはjsxを使用します。Illustratorスクリプトと言ったら大抵これのことです。
Keyboard Maestroで直接JavaScriptを実行したいとき、通常はAppleScriptを経由するなどの遠回りが必要です。しかしJavaScriptを実行するためにAppleScriptまで習得するのはちょっときついですよね。
そこで今回は、ExtendScriptのソースコードを実行するKeyboard Maestro用アクションを紹介します。
あらまし
![](https://assets.st-note.com/img/1738303015-Acjo4sG0p8rgXLaR2ziqPlYm.png?width=1200)
IllustratorでExtendScript(JavaScript)のソースコードのテキストを実行します。Keyboard Maestroから引数としてテキストを渡し、スクリプト側でそれを受け取って利用できます。Argumentsに用がないときは、空白でも何か文字を入れても問題ありません。
スクリプト実行結果を文字列として返し、Keyboard Maestroでそれを通知したり変数にセットしたりできます。
動作環境・インストール方法はそれぞれリンク先をご確認ください。macOSとKeyboard Maestroを使用中のかたのみご利用できます。
使いかた
Illustratorを開いた状態でKeyboard Maestroアクションを実行してください。指定したスクリプトが実行されます。
ExtendScriptの引数の取得(※開発者向け情報)
Argumentsはarguments[0]で受け取ります。次のスクリプトは、Argumentsに指定したテキストをダイアログに出すものです。
alert(arguments[0]) ;
結果のセット(※開発者向け情報)
ExtendScriptの中で最後に使用された値が結果としてテキストで返されます。積極的に指定したい場合は、返したい値か変数を最後の行に置いてください。
var result = 'Success message from Illustrator' ;
result ; // ←ここが最終行なので、ここに返したい値を置く
特に指定しなければ「undefined」という文字が返ります。これは未定義という意味で、特にエラーではありません。
また、エラーで終わったときは必ず「Error: 」で始まるよう設定してあります。Keyboard Maestroでエラーかどうかを判断する必要があるときは、その文字列で判定してください。
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