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フォント設定をコピー&ペーストする Keyboard Maestro 用アクション
Illustratorで、フォント設定のみ既存のテキストから別のテキストへ適用したくなることがあります。スポイトツールを使うことで書式の抽出・適用ができるのですが、そのときは文字サイズ・色なども変更されてしまいます。書体のみというのができないわけです。
ExcelやFigmaなど、選択したアイテムから書式だけコピー&ペーストできるアプリは数多くあります。そんな動作で実現できたら嬉しいですね。
幸いなことに、これに対する解決策は(自分のスクリプトも含めて)すでにたくさん挙がっています。
フォントをコピー・ペーストのような動作で記憶・適用するIllustratorスクリプトを作ってみました。
— したたか企画 (@sttk3com) October 27, 2023
captureFont.jsxで記憶し、pasteFont.jsxで適用します。SPAiなどでショートカットを割り振ると便利です。
captureFont.jsx: https://t.co/S9drp0KDbb
pasteFont.jsx: https://t.co/o6sk7D4hON pic.twitter.com/CQOASSBshR
ただ、スクリプトのセッティングが難しく簡単にしたい、実行後通知するしないをユーザー側で制御できるようにしたいなど、もっと便利にできるポイントがありました。
そこで今回はそれらを改善した、フォント設定をコピー&ペーストするKeyboard Maestro用アクションを紹介します。2つセットです。
あらまし
![](https://assets.st-note.com/img/1735090762-6oaPFtcX8DGAxCKlSIw2hWLg.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735090762-vDq2ak60g9J5WfY3txApuBoN.png?width=1200)
Illustratorでフォント設定のコピー(Capture)とペースト(Paste)をするKeyboard Maestro用アクションです。アクションは設定をコピーするAi Text Font CaptureとペーストするAi Text Font Pasteの2つに別れているので、両方インストールして使います。
取得または適用されたフォントのPostScript名を結果として返します。Keyboard Maestroでそれを通知したり変数にセットしたりできます。つまり、フォントのPostScript名を調べるのにも利用可能です。
コピー&ペーストできるのは、同じIllustratorバージョン間だけです。同時に起動中の別バージョンのIllustratorにはコピー&ペーストできません。
動作環境・インストール方法はそれぞれリンク先をご確認ください。macOSとKeyboard Maestroを使用中のかたのみご利用できます。
使いかた
コピー(Capture)
Illustratorでテキストフレームまたはその中身のテキストを選択した状態で、Keyboard MaestroアクションAi Text Font Captureを実行します。すると、フォント情報が記憶されます。
ペースト(Paste)
Illustratorでテキストフレームまたはその中身のテキストを選択した状態で、Keyboard MaestroアクションAi Text Font Pasteを実行します。すると、Captureで記憶したフォントが選択中のテキストに適用されます。
逆に記憶されていなければ、ペーストしても何も起きません。誤って意図しないフォントにしてしまうようなミスが起こりにくく、安心です。
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