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【道具】パーセプト104の使用感
まずは、この記事に登場するラケットのセッティングです。
percept104, aeron850 45lbs
percept97d, rexis speed125 42lbs
vcore98, polytour pro120 42lbs
ezone98(前作), polytour pro120 42lbs
astrel105, technifibre xr3 125 45lbs
ラケット単独での印象
普通です。「よく飛ぶわけではない。弾きは強くない。重くはない。振りにくくはない。球乗りは悪くない。緩やかな回転はかかる。」という感じで、何も特筆すべきことはありません。強いて言えば、フレーム近くに当たった時のガシャリ感は小さいです。
パーセプト97Dと比較して
振った時の重みは僅かに104の方が軽いですが、打球感はほぼ同じです。飛び出す球は97Dの方が速くて深いです。104は全体的に浅くなりやすいです。言い換えるとバックアウトしづらいということです。回転量に関しては97Dに軍配が上がります。スライスに関しては97Dが低めに飛び出し、104はうっかりすると浮きやすいです。中ロブの上げやすさは104有利です。トップスピンロブについても104です。ボレーについては似ていますが、バウンド後のキレについては97Dです。サービスの回転量は意外なことに97Dです。
アストレル105と比較して
比べると重みを感じます。打球感がしっとりしています。フレームに近いところに当たった時のダメージはアストレルの方が少ないです。ボレーのキレはアストレルの勝ち。ストロークの落ち着きはパーセプト。アストレルの方がボールの飛び出しが早いです。「速い」ではありません。振動が消されるのはパーセプト。この2本はサイズこそ近いものの、別ジャンルということがよくわかります。アストレルからの乗り換えには向きません。
vcore98や旧ezone98と比較して
ちょっと難しいのは、この2本にポリが張られているということ。打球感がラケット由来だとは限らないからです。回転をかけやすいのはvcore>104>ezone。スライスの収まりが良いのはezone。強めのストロークで気持ち良いのはezone。収まりの良いのはpercept。vcoreは回転を掛けて収める感じになりますから浅くなりやすいです。比較するとパーセプト104はクラシックなラケットだなと実感できます。
まとめ
テニス歴が長く、グリップの薄い方はぜひどうぞ。思うようにボールを飛ばせます。ストロークでガンガン打ちたい方はパーセプト104ではなく、Ezoneに行ってください。その方が先があります。柔らかいテニスをしているんだという方ならパーセプト104をお勧めします。何でもできます。
今後、ポリを張ったら違うラケットになるかも知れません。また追記しておきますので、見にきてください。