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【道具】PERCEPT104を選ぶ理由

この度、新しいラケットを購入いたしました。「パーセプト104」です。EZONE、VCOREに次ぐ、ヨネックスラケットのメインストリームにあるシリーズながらも、そのパーセプトの中でも最も知名度の低いモデルが104です。実はこのラケット、少し特殊な位置付けでして、ちょっと紹介してみようかと思ってます。

選んだ理由

このところ、やけにpercept 97Dと仲良くなってきていまして、重さを活かしたスイングが楽しくなってきました。とはいえ、320グラムの重みは伊達ではなく、ずっしり過ぎるのも確かであります。で、肉離れなんていう怪我をしたこともあって、少しだけ「楽」を探してしまいました。だからと言って、飛ぶラケットが欲しいわけでもないとなると、意外と難しい。素直にパーセプト100にすれば良いという方もおられますが、実はかなりの別ラケットであるのです。

実は薄ラケ

下の図1はパーセプトシリーズの顔ぶれを重さとフレーム厚でプロットしたものです。ちなみにvcore100は25.3ミリ、旧ezone100は26.5ミリだったりなので、シリーズ自体、かなりの薄ラケでございます。パーセプト100は厚さ23ミリ均一で、97は21ミリです。そして104ですが、意外なことに厚くないのです。なぜか100シリーズよりも薄い。実際、100は飛ぶラケットです。97シリーズと比べて2ミリ厚くなっただけなのに、フェイス周りの硬さを感じます。104は薄さに加えて、面が大きいこともあって、とてもしなり感を感じさせてくれるはずです。そういう意味で言うと、ヨネックスの中でもパーセプト97の次くらいに薄ラケと判断できます。

図1 パーセプトシリーズの重量とフレーム厚との関係

実は重ラケ

パーセプトの中でも慣性モーメントは97Dに近い大きさとなっています。慣性モーメントは荒っぽく言うとスイングウェイトと比例する値ですから、これが大きいと小さいスイングの時なんかに重さを感じるわけです。ちなみにこの値が小さいと扱いやすくはなりますが、ボールの飛びも悪くなります。その点から言うと97が飛ばない、収まりが良いと言われるのももっともですね。
注)実際のスイングウェイトは専用の機器を用いて測定するため、慣性モーメントとは違う値になりがちです。実際のところ私の所有する97Dは298、届いた104は276となっており、どう考えるべきか戸惑うばかりであります。

表1 パーセプトシリーズの慣性モーメント

ちょいデカ薄ラケ

最近では「黄金スペック」「細マッチョ」なんてネーミングでラケットをカテゴライズすることがよくありますね。パーセプト104をカテゴライズするなら「ちょいデカ薄ラケ」となります。(このネーミングはテニスマテリアルさんの記事からもらってきたものです。)このジャンルのラケットは意外と少ないんです。ちょいデカ〜デカになると大体がフレームを厚くしがちで、非力な方にどうぞとなります。当然、薄くはならないのが普通です。

購入を後押しした動画

決め手になったのはラケットワールド梅田さんのYouTube動画です。

もう一つは、アドブロさんの動画です。

ウインザーさんの動画も。

実際のところ、このモデルに関する情報が極めて少なく、ユーザー層がネットとの親和性低めなのかもしれないと思っています。
と言うことで、私の記事が情報収集場所になれば良いなと思っています。この記事では、選ぶに至った道筋を紹介するところまでです。実使用感はまた別記事に。

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