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【道具】飛ばないラケットの考察

飛ばないラケットと言っても種類があります。
①エネルギーをロスして飛ばない
②意図しないスピンが掛かって速く落ちる
③弾道が上げづらくて早く落ちる

①エネルギーロスは勿体ないですよね。これを喜ぶ人も結構多そうですけど。今の人たちのスイングでウッドラケットを使うと、きっとこれになります。実のところ、振動が伝わらない・衝撃が手に来ないと言っているラケットの中にはエネルギーロスを起こしているものもありそうです。見分け方としては、叩いた時の入力増加に見合う球の出力増加が得られなかったら、これです。

ロスがあると赤線になる

②思ったよりトップスピンが掛かるラケットも飛びません。「かかりすぎて浅くなった」というセリフが出るならこれです。スイングの問題もあるでしょうけれど、糸の動きすぎるラケットもこれになります。
ポリが飛ばないと感じる理由の一つがこれです。ポリはナイロンよりもスピン多めになります。糸がよく動くからです。ポリの表面が摩擦に強く、ナイロンのような窪み(ノッチ)ができないからです。

③弾道が低くなるので浅くなるラケットもあります。目の細かいストリングパターンだとなりがちです。18x20とかになっていると大体、上がりにくくなってきます。ただ、目の細かいラケットは得てして重量が大きく作られていることが多いし、糸の本数が増えたことによる重量増もあるから、ラケットとしては飛びが良くなることもよくあります。


飛ばないラケットを好む方もおられるのですが、飛ぶラケットを使って、技術で抑える方が知的で良いなと私は思うのです。皆さんはいかがですか?

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