Haroshi I versus I
Haroshi I versus I
2021.7.10-8.8
@NANZUKA UNDERGROUND (東京都渋谷区神宮前3-30-10)
入場料:無料
★★★★☆
東京都在住の現代アーティストHaroshiによる個展。
東京のストリートカルチャーを背景に制作するHaroshiは、スケートボードの使用済み板やフィギュアなどを素材に使う。
Usedのスケートボードを細かく刻み、配置して画面を構成する。板の激しい傷や凹凸、個性のある柄がとても気持ちよくはまっていて好きだった。側面は巻き付くように続いているのも好感。キャンバスに描いた絵のようなのに立体彫刻なのが面白い。
既製品のプラスチック製フィギュアと、木製の彫刻を組み合わせた作品。
↑《I versus I》
スケートボード板の作品も、どんどん大型のものが出てきて圧倒された。
↑いちばん大きなこの作品、壁全体が額のようになっていて作品がぴったりとはまっており、作品の上面しか見えていなかったのも美しかった。
この虹色のボーダーに見える作品も、スケートボードなのだろう。実際に見る前にSNSなどで展示会場の写真を見ることがあって、この虹色の作品は絵画だと思っていたのだが、目の前にしたときに「あっ」という感覚があった。
もちろん、側面まで完璧・・・!
NANZUKA UNDERGROUNDは、2021年6月にオープンしたばかりのフラッグシップギャラリー。外壁の古いコンクリートのように見えるのは、実はアーティスト・中村哲也によるペイントだそう。
1階と2階が展示スペースになっていて、ほどよい広さだった。何よりアクセスが良い。勤め先から歩ける距離なので、今後は帰りにふらっと寄ることになりそうだ。19時までやっているのも嬉しい。
以下は1階の展示スペースにあった少作品たち。じっくり眺めれば眺めるほど、その不気味さと愛嬌のとりこになってしまい写真をパシャパシャ撮ってしまった。
ちなみに完売だそうだ。すごい・・・!
展覧会URL