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ダムタイプ アクション+リフレクション
DUMB TYPE | ACTIONS+REFLECTIONS
2019.11.16-2020.2.16
@東京都現代美術館
入場料:1400円(コレクション展も観覧可)
★★☆☆☆
ダムタイプ展とミナ・ペルホネン展を見に東京都現代美術館へ。清澄白河はやはり遠い。駅に着いてもそこからが遠い。でも行ったら人が溢れていた。
15時頃という、美術館が最も混む時間に到着してしまい、ミナ・ペルホネン展は大混雑が予想されたのでまずはダムタイプ展に。6点の大型作品やインスタレーションを中心とした展覧会で、空間を大きく使った気持ちの良い展示だった。
《Playback》2018
等間隔に並んだ装置にはレコードとスピーカーが搭載されていて、それぞれに音が鳴っている。数十基の音がバラバラに聞こえているかと思えば合わさり、ひとつのハーモニーになったりもする。
《TRACE/REACT II》2020
無数の文字が、数メートル四方の箱の中を動き回る。下から上に向かって動く時は、自分がエレベーターに乗って上昇しているかのうような感覚に陥る。
ダムタイプのアーカイブ資料。でっかい。
《MEMORANDUM OR VOYAGE》2014
大きな横長のスクリーンに、いくつかの映像作品を組み合わせたものが流れていた。
パフォーマンスの映像だったと思うが、3人分しかヘッドホンと座れる場所がなく、立ち見客も多くてごった返していた。あまりよく見られなかった。こういう美術館のヘッドホンがBluetooth(ワイヤレス)なのは初めて見た。
ダムタイプの活動のアーカイブコーナー。パフォーマンスの告知チラシなどのグラフィックも全部かっこよかった。活動年表が世界地図と一緒になっていて、年とそのパフォーマンスや展示が開催された経度が合わさる部分に出来事が記入されていたのが面白かった。
また、ダムタイプを創設し中心人物となった古橋悌二が1995年に急逝した後も、衰えを知らず活動が脈々と続いていることがすごい。
Dumb Type《pH》(手前) と《LOVE/SEX/DEATH/MONEY/LIFE》2018(奥)
pHの実際の装置が展示されていて、中に入ることができた。もちろん動いている。映像の真似をして下をくぐりたかったが人目が気になりできなかった(笑)。
展覧会URL
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/dumb-type-actions-reflections/
【GINZA MAGAZINE レビュー記事】
https://ginzamag.com/culture/dumb-type/