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1月25日、エジプト革命から8年経過したが、、。

السلا عليكم و رحمه الله و بركاته

アッサラーム アライクム ワ ラフマトゥッラーヒ ワ バラカートゥ
アッラーの慈悲とアッラーの祝福がありますように.......

こんにちは!
Reem(りーむ)です。

「1月25日」

この日は、エジプト人にとって忘れられない日です。

2011年1月25日から18日間、数百万人が各地でデモを行ったエジプト革命から8年が経った。
ホスニー・ムバラク元大統領はこの革命で、退任に追い込まれ、およそ30年に及んだ専制政治に終止符が打たれた。
2012年、エジプト史上初めての国民選挙によって選ばれた、ムハンマド・ムルシ前大統領が当選するいやな、彼が率いるムスリム同胞団への反感と非難の声が高まる中で、彼の退任を求めるデモが起きた。
そのデモで、今度はムスリム同胞団と反政府勢力との間での衝突が起きたが、当時エジプト国軍総司令官だった、アブドル・ファッターフ・アル=シシ大統領がクーデターを起こし、大統領の座についた。
アラブの春の波に乗って、エジプトも30年にわたる独裁体制から新たな世界へと生まれ変わると信じていたエジプト人はかなり多かっただろう。

ところが、8年経った今―。
生まれ変わるところか、経済状態が悪化してきている。

エジプト人にとってはなくてはならないパンにしても値段が上がってきていて、ホームレスの人たちにとっては手が出せなくなっている。
エジプト政府がホームレスの人たちに行ってきた補助金制度があるが、それも年々削られてきている。
パン騒動も、実はこれまでに至る所で起きているが、起きるたびに政府が即座に応対しているが、このパン騒動で終着がつかなかったら、他の面でも更なる騒動が起きるからだろう。
2017年にはパン屋一軒につき、一日の補助金付きパンの製造を、これまでの1500枚から500枚に下げるとの政策を出し、今にいたるが、やはり小麦粉がどんどん値上がりしているため、補助金がどこまで持つかは分からない。

家賃にしても、ボロいアパートメントで3000LEのところが、5000-6000LEにまで値上がりしていて、カイロの郊外、ドッキ地区やモハンデシーン地区にしても、10000LEを超えるところが出てきて、革命前では考えられなかったことが起きている。

また私の周りでも、エジプト政府への非難をカフェなどで、声高にして話したわけでもないのに誰かに密告されて、警察に連行されたという人が何人かいる。
その人たちが、どうなったのかは私や家族の身も危ないので、ここでは書かないことにするが、そのやり方は、ムバラク時代と何ら変わりはないのでは、という気もする。

またエジプトの対テロ法にテロを助長するとされるウェブサイトを開設した場合、最大15年の刑が処され、またそのウェブサイトの接続が遮断される。
また、SNSで有名だったイスラム・アル=レファエイさんを逮捕し、多くのエジプト人を驚かせたことも記憶に新しい。

そして、2018年には、5千人以上のフォロワーがいる場合、新聞やテレビと同様に「メディア」として扱い、規制当局の監督対象とする法律が可決された。
SNSを通じ、政権批判やデモの呼びかけが広がるのを阻止することによって、現大統領の強権政治に一段と拍車がかかっているともいえる。
この法律は、5千人以上のフォロワーがいるフェイスブックやツイッターなどの個人アカウントやブログを規制対象とする。

このとんでもない法律に驚く人もいるが、言論の自由を擁護する団体「国境なき記者団」が2018年に発表した報道の自由度ランキングでは、エジプトは180カ国中161位。

観光に来る外国人は、エジプトにおける言論の自由が極めて低いことを知らない人は多いと思う。

それだけ、「観光」だけでは、エジプトが革命から8年経ってどう変わったのか?ということは分かりにくいだろう。

エジプトは、中東に比べて石油がそんなにないのでどうしても観光とスエズ運河から資金を調達しなければならないのだが、エジプト人たちも、大変な中、エジプトの魅力を世界に伝えていることは忘れてはいけないと思う。

このほど、カイロ西部の10月6日市にスフィンクス国際空港が開港し、2月9日まで定期運航に向けた準備として、エジプト航空がシャルム・エル・シェイク、ハルガダ、ルクソール、アスワン等へ飛行していますが、ギザのピラミッドや建設中の大エジプト博物館からはわずか約12kmの距離なので、これからは更に観光客が増えるのでは?という期待もあります。

エジプト国内の情勢も色々と落ち着かなかったりしますが、日本からも多くの方が「観光」であちこちお金を落としていくことで、それがエジプトの経済に明るい光となればいいなと切に願わずにはいられません。

そして、エジプトだけではなく他のアフリカの国々をめぐってみるのも非常に面白いと思いますし、色々と日本では体験できなかったことや考えられない現実を知ることが出来るでしょう。

وعليكم السلام و رحمه الله و بركاته

ワッサラームアライクム ワ ラフマトゥッラーヒ ワ バラカートゥ
アッラーの慈悲とアッラーの祝福がありますように。


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