ダイヤモンドになる人とならない人の違い
ダイヤモンドの原石を見たことがありますか?
コロコロしていて可愛らしいけれど、一般的に知られているダイヤモンドとは違いますよね。
じつは私はジュエリーデザイナーになろうと思ってスクールに通っていたことがあり、そこでデザインだけではなくクラフトや宝石鑑定も勉強したのでよく分かるんですが
このダイヤモンドの原石を、ダイヤモンドにするためには、研磨というプロセスが必要になります。
原石がダイヤモンドである前提のもとに、どのようにカットしたらこの石が本来もっている美しさを引き出し、輝かせることができるのかをあらゆる角度から考え
最初はゴリゴリ削り、カタチが整ってきたら、今度は丁寧に磨いて仕上げていきます。
この研磨のプロセスには想像力や忍耐力が求められ、とても華やかに見えるジュエリー業界からは到底イメージできない地味な作業が永遠とつづく。
そして原石はやっとダイヤモンドになります。
私たちは誰もがダイヤモンドとしての価値をもって生まれてきます。それなのに誰もがダイヤモンドになれる訳ではない。
「自分磨き」というフレーズを使う人はたくさんいるけれど、本当の意味で磨き続けるひとはほとんどいない。
例えばこんな感じ…
もしかしたら私はダイヤモンドかもと思う。削るプロセスを飛ばして、布でキュキュッと磨いてみる。当然それじゃ輝きは見えてこないんだけど、そうするとやっぱりダイヤモンドじゃなかったんだとあっさり止めてしまう。
これ凄くもったいないですよね。
まずは、私は本当はダイヤモンドなんだと心の底から信じる。そして、現場でゴリゴリ削られてはじめて、自分が生まれ持ったダイヤモンドの輪郭が見えてくるのだと思う。磨くのはそこからです。
困難やトラブルにぶつかるたびに落ちこんで足がとまったり、プレッシャーを感じて逃避したり、責任転嫁したり自己正当化したり…
あきらめる理由や言いわけも星の数ほどでてくるけれど、それでも反省・改善を繰り返して、現場に戻る。そして、この質問を自分に問いつづけながら、すべてをやる理由に変えていきます!
◯自分はなにが好きで、なにが得意で、本当はどうしたいのか?
◯自分は本来どんな人間で、本当はどうなりたいのか?
◯これをやる意味と意義はなんなのか?
◯自分はなんのために、誰のために、なぜやっているのか?
この質問への答えが明確になればなるほど、目的と信念と覚悟が磨かれ、心臓に筋肉がつき、要るものは集まってきて、要らないものは離れていく。そして気づいたらひかり輝くダイヤモンドになっている!!
これが本当の意味での「自分磨き」だと私は思っています。
チャレンジなくして成長なし!!
仕事や家庭や人間関係など、あらゆる現場でゴリゴリ削られる前のマインドセットとしてご活用いただければ嬉しいです。
そして、みんなでダイヤモンドとして生きよう!