子どもたちが安心できる環境づくりしてますか?
Googleのリサーチチームは、成果をあげるチームの共通点のひとつとして、心理的安全性があると発見しました。
心理的安全性って、なんとなくイメージできるとは思いますが、具体的にどんな状態かわかりますか?
それは、恐怖や不安を感じることなく、安心して発言や行動ができる状態のこと!つまり「本来の自分らしくいれる」状態ですね。
これは、家庭における子どもたちにも当てはまることです。
「そんなことも分からないの?」
「そんなこともできないの?」
「あなたがいるせいで…」
かなり端的な表現をしていますが、これに近い言葉を子どもに言ってしまったことはないですか?
こちらが無意識になんの意図もなく感情で言ってしまった言葉を、子どもたちは繊細にキャッチしていて、それによって心理的安全が不足すると、子どもたちはさまざまな不安にとりつかれていきます。
分からないと思われたくないから質問もできず、なにかやってみたくても行動にうつすことができない。
できないと思われたくないから失敗をおそれ、ミスをしても素直に認められなかったり、隠そうとして報告してくれないので、状況把握や対応が遅れてしまう。
自分の存在が邪魔だと思いこんでしまうから、当たり障りなく目立たないようにする。
子どもたちに主体性を発揮してみずから動いて欲しいと思って、やる気スイッチを探してあの手この手つくしていたとしても、心理的安全というベースがなければ、それは伝わらないし機能しないのです。
逆に、家庭で心理的安全が確保されていたら子どもたちはどうなると思いますか?
子どもたちは、どんな結果になっても責められることはない、受け入れてもらえるという安心感をいだき、親の反応を怖がったり恥ずかしがったりすることなく、等身大の自分でどんどんチャレンジを楽しむようになります。
『やる気』は与えられるものではなく、みずからの内側から湧きでるものですよね!
そして、そのプロセスのなかで、自分の強みや興味を発見したり、いろいろなアイディアを思いついたりするので、じつはできたできなかったという結果以上に、そのプロセスに価値があります。
さらに、分からないことがあれば、相談してくれたりサポートを求めてくれるようになるので会話も増え、子どもの現状を把握できるので親も安心!
どんな結果になっても責められることはない、受け入れてもらえるという安心感を子どもたちにいだいてもらうためには、どんな関わりが重要だと思いますか?
あなたはどんな関わりをしてもらったら、安心して自分を表現できそうですか?
このように、つねに自分に置きかえながら考えてみましょう!
子どもに安心感を与えるためにもっとも必要なのは、「あなたを理解したい」というスタンス。そして、そのためのコミュニケーションでもっとも重要なのは、「ただシンプルに理解する」というフラットな視点と、受容と共感です。
コミュニケーションについて、こちらでは詳細には触れませんが、ぜひ意識してみてください!