1620kHz
子どものころ、家族旅行で高速道路を通ると、心配性の母がいつもつけていたハイウェイラジオ。
サァっというノイズが混じっていて、でもそれ以外はとても静かで、不鮮明な女性の声だけが淡々と流れてくる。とても気味が悪かった。
大人になった今でも、ハイウェイラジオを聴くと、カローラを運転する父の横顔、助手席の母の後ろ姿、兄の臭いオナラを思い出す。
子どものころ、家族旅行で高速道路を通ると、心配性の母がいつもつけていたハイウェイラジオ。
サァっというノイズが混じっていて、でもそれ以外はとても静かで、不鮮明な女性の声だけが淡々と流れてくる。とても気味が悪かった。
大人になった今でも、ハイウェイラジオを聴くと、カローラを運転する父の横顔、助手席の母の後ろ姿、兄の臭いオナラを思い出す。