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長万部のかにめし・登別温泉・セコマ、そして雪まつり開催中の札幌へ!【連載2025冬6】


【前回の記事】

思いがけず朝食をゲット

5日目は長万部からスタート。長万部といえば、カニと温泉と理科大。東京理科大学長万部キャンパス(アンサイクロペディア曰く"長万部拘置所")のおかげで、10代の人口が急増し、選挙結果にまで影響を及ぼすほどなんだとか。

とにかく出発です。
宿を出てすぐに朝ごはんを調達してないことに気づき、とはいえコンビニに行く時間もなくなってしまったので、諦めかけていました。どうせかにめし屋さんも休みだろうし・・・お?

なんと「営業中」ののぼりが立っているではありませんか。即購入し、念願のかにめしにニヤニヤしながら、満席(と案内されているだけ)の特急北斗3号に乗車。

うますぎ。犯罪レベル。ニヤニヤが止まらず危うく不審者になるところでした。

内浦湾越しに駒ヶ岳を見ることができ、「かにめし+うらら+車窓」というまさに私が求めていたものが目の前に出来上がりました。最高です。涙が出そう。

写真下手。

1時間ほどで登別に到着。ここでも相変わらずインバウンドの皆さまの大量下車&超大量乗車。登別から先はデッキにまですし詰め状態でした。とはいえスペースの半分くらいはスーツケースが占めているように思われます。恐るべし。

案内係の方も大忙し。

登別に行くと必ずと言っていいほど、英語で話しかけられます。中華系(中国人とは限らない)をはじめ訪日観光客が多すぎるので、私もそう思われるのです。登別駅前で「Did you buy a bus ticket?」と係員の方に話しかけられ、私は「いやまだです。往復分ください」とばっちり日本語で答えるのです。驚かれますけどね。

それにしても、これだけ外国人が来てくれるのは日本人としてありがたい限りですよね。訪日観光客6,000万人の目標も夢じゃない気がします。

“温泉のデパート”へ

もちろん向かう先は”温泉のデパート”と名高い登別温泉です。ここでもバスに乗るのですが、昨日とは違ってなんとか乗れました。

そして日帰り入浴。バスターミナルからほど近い「夢元さぎり湯」を選びました。入浴料が500円だったからです。
昨年同じ時期に登別に来たときもそうでしたが、なぜか登別温泉に入浴するのって面倒に思ってしまうんです。温泉好きのくせになんとも不思議ですが、そうと言ってられないので入ってきました。

白く濁った酸性泉のおかげで体がぽっかぽかになり、肌もつるつるになりました。

風呂だけ入って即引き返すのは味気なくてつまらんのですが、ここも体力温存を優先。

ついに!初・セコマ

北海道に上陸して2日目にしてようやくセコマにたどりつきました。昨日も行く時間はあるにはあったのですが、やや遠い…と思ってやめてしまっていたのです。

登別温泉街のど真ん中にあるセコマ。これ以上セコマを先送りにしてしまっては禁断症状がで始めるところでした。あぶねえ。

ホットシェフのカツ丼やおにぎりなどの米系にするか、パスタ系にするか非常に迷いましたが、ここは初心にかえってペペロンチーノを選択。昨年初めて食べたときにあまりのコスパのよさに感動したのを思い出すためです。

この「チキンたっぷりペペロンチーノ」、税込138円。値札を何度見ても138円です。某イレブンの上げ底とはわけが違います。でもって味もいい。お茶とパスタと野菜ジュースを買って360円くらい。さらにレシートには次回使えるお茶20円引きクーポンがくっついていますので、さらなる節約が見込まれます。

セコマのとりこになりそう。

お次は製紙の街・苫小牧から日高線に乗車。これは時間稼ぎのためにただ乗るだけ。なぜ時間をつぶす必要があるのかといえば…次節です。

苫小牧から日高線で1駅、勇払駅で下車して歩くことおよそ900m、勇武津資料館にやってきました。

オレの愛車・キハ40

1800年、東京・八王子からやってきたおよそ1,000人の手によってここ苫小牧に開拓の鍬が入りました。厳しい寒さなどからかなりの犠牲者を出したようですが、今日の発展は彼らから始まっているとのこと。現在、苫小牧市は東京都八王子市と姉妹都市となっているようで、八王子の生糸関連産業の展示などが多数ありました。

「ウポポイ」を見学

苫小牧から普通列車で20分、白老駅から歩いて数分のところにある、民族共生象徴空間「ウポポイ」にやってきました。ただいまの時刻は15時30分です。

なぜここまで引っ張る必要があったのかといえば、こちら。通常1,200円のところ、14時以降に入館する場合は半額の600円で済むというのです。これを狙って先ほど時間をつぶしていたのです。

「ウポポイ」に来るのは今回が2度目。昨年9月以来です。内部はかなり充実していて、見ごたえがあります。用意していた見学時間は1時間ほどでしたが、すべて見るのには絶対に足りません。

でけえ。

「ウポポイ」は園内が広く、奥の方にはアイヌの伝統的家屋「チセ」が原寸大で展示されていて、中にはいることもできるのですが、まあ去年行ったことだし、歩くのも疲れてきたのでやめにしました。また来ます。

拡大して撮影。手抜きとか言わないでください。

博物館2階からは、雪が積もったポロト湖を見渡すことができます。

白老駅からほど近く、また駐車場も広いので、鉄道でも自動車でもアクセスしやすく、おすすめです。

札幌に到着!

自宅を出て5日目にしてついにたどりつきました。人口200万都市・札幌です。これだけの高い緯度にもかかわらず200万の人口を抱える都市は世界的に見ても珍しいんだとか。

今週はちょうどさっぽろ雪まつりの開催期間。さらに今日は土曜日ということもあり、大通公園やすすきのはご覧の混雑。

雪像にプロジェクションマッピングも行われ、360度全方向にスピーカーがあり、音と映像とで大迫力の演出でした。この迫力をどうやって記事にしようか・・・動画にしてみました。

おまけに大勢の人が往来しますので、足元の雪が踏み固められ、つるんつるんに。私も何度か足を滑らせてしまいました。転ぶ人もいるだろうと思われ、混んでいる中で転べば周りの人まで巻き込むことになり、大変危険だなと思いました。

昨日の夜、長万部の居酒屋で熱燗を飲みすぎてしまったので今日は休肝日とし、夕食はラーメンに決定。「辛みそラーメン」をオーダーし、冷えた体を温めておきました。

そしてセコマによってこいつを購入してから、快活CLUBにピットイン。お湯があり、カップ麺の残り湯は回収してくれるというのですから、遠慮なく食べることができます。

いやこれ、普通に辛いわ。ツーンとしてすぐ辛みが引いていく、山わさび独特の辛さです。ただ、湯気から山わさび成分が飛び出ているらしく、覗き込んでフーフーやると、目が痛くなって涙が出てきます。よって目をつぶりながら食べるのがおすすめです。

【次の記事】


今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは。

〈執筆:R〉

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