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福沢諭吉の旧居を訪ね、夜は博多ラーメンを食べて天神の街を特に用もなくぶらぶらする

昨日は別府で温泉を満喫しましたが、今日は九州最大の都市・博多を目指します。


長時間の列車の旅を継続、中津で途中下車

午前9時58分、大分駅から普通列車に乗り込みました。2時間ほどで中津に到着。
中津は福沢諭吉が生まれた地として知られています。中津駅から1kmほどのところにある、福沢諭吉記念館を訪れてみました。館内には福沢諭吉を肖像とする1万円札の1番券が飾ってありました。

福沢諭吉が生まれ育った旧居。彼は江戸と明治を33年ずつ生きた人です。

門司港駅周辺をぶらぶら

中津から1時間半ほどで門司港駅に到着。この門司港駅の駅舎は、鉄道駅舎として初めて重要文化財に登録されました。現在のところ、重要文化財となっている駅舎は、この門司港駅舎と東京駅の丸の内駅舎のみで、大変貴重なものとなっています。

最近まで改修工事を行っていたようで、きれいになっています。道後温泉駅のように、スタバってこういうところに入りがちな気がします。

ホームの屋根はまさかの木造。鉄道ファン的要素としては、駅名標がひらがなであること、フォント好きとしては「国鉄フォント」であることが惹かれるポイントでしょうか(笑)。

歴史が積み重ねられた駅であることが伝わってきます。

この門司港駅は、関門海峡に面する重要な駅であったことは間違いありません。
こんなのもありました。

門司港駅から歩いてすぐの場所にある九州鉄道博物館に行ってみました。往年の機関車や寝台列車などが外に展示されていて、館内にはジオラマの展示や九州の鉄道の歩みの紹介などがされていました。

これは同型の機関車のうち北九州で働いていた最後の1機だそうです。

ブルートレインの寝台も展示されていました。懐かしいと思う人もきっといるでしょう。私はもちろん現役のこの車両には乗ったことがありません。

ブルートレイン「14系」のB寝台がきれいに保存されていました。

門司港駅周辺をしばらく散歩。
この写真で、左側の高い建物は高さ103mの「門司港レトロ展望室」、右側の赤レンガ造りの建物は「旧門司税関」だそう。

2つの建物のコントラストもまたいいものです。

駅前にはこんなものも。

今日の夕食と宿

門司港駅から2時間弱で博多に到着。意外にも遠いと感じたということは先日の記事でも書きました。
なにか博多らしいものを、と思って思いついたのは「一蘭」。とんこつラーメンで名高いところです。せっかくきたので、本店に行こうと思い、宿にチェックインしてから、地下鉄に2駅乗ってやってきました。
すると店の前には行列が。「20~30分ほどお時間をいただきます」と言われ、並びました。

紙に書いて注文するのですが、にんにく好きの私はにんにくの量をまよわず「1片分」にしました。

一蘭の注文は紙に書いて行う独特の方式。
「とんこつラーメン」。半替え玉と合わせて1,130円。

「最後の1滴まで楽しんでほしい」という言葉通り、こってこてのこってりスープではない、ほどよいこってり感でした。おいしい。また明日も食べに行ってもいいかなあと思います。

今日の宿泊場所は「ナインアワーズ博多駅」。博多駅から300mほどという超好立地にあるカプセルホテルです。館内は落ち着いたきれいな内装です。

【今日の収支】

繰越残高:¥1,640

交通費:¥2,830
宿泊費:¥2,759
朝食:¥519
昼食:¥331
夕食:¥1,130
飲み物:¥179
コインランドリー:¥500
福沢諭吉記念館:¥400
九州鉄道博物館:¥300
計:¥8,948

翌日繰越:¥1,692

明日はおそらく休暇のような1日になります。読みたい本があるので、どこかカフェに入ってのんびり・・・な時間もあり、記事にするような1日にはならない、かもしれないなあと思います。

旅行に行っているんだから毎日充実してるだろと思われるかもしれませんが、意外にも夜は早く寝て、朝はのんびり、日中は普通列車でひたすら移動、という生活を送っていると、旅行という感覚が薄れてくるものです。日常の延長のような感覚に陥るのです。
それが今日はなんだか違い、充実しているような気がしました。気のせいでしょうか、気のせいでもいいということにしておきます。


今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは。

〈執筆:R〉

※ これは連載記事「日本半周旅行 in 2023夏」の一環です。

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