CSへ出場するまでのプロセス・CSの魅力
皆さんこんにちは
今年の2月からnoteの投稿を始め、遂に10記事目となりました。
これまで、どの記事も沢山の好評を頂いて本当に嬉しい限りです。ありがとうございます!!
さて、今回はカードの紹介やデッキの紹介ではなく、カードゲームを始めたばかりの初心者の方や、カードゲームをやっているけど、まだCSや大会に出られていない方向けの記事となっています。
僕は『遊戯王』を中心に活動しているプレイヤーなので、主に内容は『遊戯王』のCSや大会に偏りますが、どのカードゲームをプレイされている方でも参考にしていただけるようお伝えしていきます。
本記事では僕の実体験と共にCS(大型非公認大会)や大会に出たことが無い方に「出場するまでの流れ」や「どういう心構えで大会に出場したらいいのか」、更に“CSの魅力”について述べていき、最終的には“競技的にプレイする=勝利を目指すだけではない”事がお伝えできれば、と思います…!
僕はカードゲームを始めて、沢山の人に出会い、かけがえのない仲間を得る事が出来ました。
いずれどこかで出会えていたのかもしれませんが、出会う為の一番の近道となってくれたCSや大会に感謝をしています。
どこまで伝えられるかはわかりませんが、最後まで読んでいただいた際、「自分も大会に出てみたい」と少しでも思っていただけたら嬉しいです!!
〖CS(大型非公認大会)とは〗
CSという名前が付き始めたのがいつ頃からなのかはわかりませんが、公式のイベントではない、個人が主催を行って開く大型非公認大会を一般的にCSと呼びます。
※大型の基準は僕も定かではありませんが、基本的には公式のイベントでなければ殆どがこの区分になるかと思われます
そこでは基本的に参加費を支払い、出場し、好成績を収める事で賞品を獲得する事ができます。
そして、“参加費を支払い、賞品が出る”という事は、周りの参加者は“競う相手”であり、当然皆さん真剣に試合へ臨みます。
その為、「ゲームを楽しみたいだけ」と思う方は、この“真剣な試合”というものに興味がないかもしれません。
しかし、真剣な試合だからこそ面白いと感じられる場面や、定期開催されるCSや大会であればそこでしか出会えない人と出会うきっかけとなる、という計り知れない楽しさが詰まっています!
・雰囲気
CSや大会の雰囲気に関してはネガティブに感じる人が多いかと思います。
しかし、この雰囲気という部分に関しては“その時々”“その場所”によって変化します。
何故なら、そこに集まる人次第で、その場所の雰囲気は180度変わってしまうからです。
その為、ここで言える事は一旦「CSの雰囲気をネガティブに考える事はやめましょう」です。
先にネガティブに思い込んでしまっては、もし参加したとしてもCSや大会の“良いところ”ではなく“悪いところ”ばかりに目がいってしまうからです。
人が集まる場所なので、良いところと悪いところの両方が現れる事は間違いありませんし、そこに関してはどの大会でも変わらないと思います。
なので、印象だけにとらわれずに、まず第一歩を踏み出してもらいたいのです。
・システム
CSや大会の形式はタイトルによって異なると思いますが、基準となる考え方はどのタイトルでも当てはまると思いますので、ここでは『遊戯王』の形式をベースにお伝えしていきます。
『遊戯王』のCSの形式は主には4つに分かれています。
①個人戦
②3人チーム戦
③2人チーム戦
④5人チーム戦
この中でもメジャーな形式が①と②で、③に関しては最近増えてきている傾向にあるのでは、と思っています。④に関しては最もマイナーですが、年に数回はあります。
これらの中でも初心者の方が最も出場しやすいのは②だと考えます。
何故なら、大会出場中に重要なポイントとして忘れてはいけない“試合と試合のインターバルの時間”を上手く利用する事ができるからです。
このインターバルは①~④すべての形式においても存在しますが、勝ち負けや試合内容以前に大会への出場自体を楽しくできるのは、この“インターバルをどう楽しく過ごせるか”が非常に重要なポイントだと考えています。
そして、②にはこのインターバルを楽しく過ごす為に必要な、話し相手である友達、チームメイトがいる前提です。
インターバルの時、前の試合の反省をするにしても相談できる友達がいないと、楽しさも精度も半減どころか10分の1になってしまいます。
しかし、大会に出始めるなら「絶対に②」というわけではなく、あくまで僕のお勧めという事で覚えておいてほしいです。
勿論①を初めに選ぶ事も良いと思います。
後述となりますが、僕が初めて出場したCSは個人戦だったので、僕の実体験と同じように、複数の友達と一緒に個人戦に出場するのであれば、ここで述べたインターバルの問題も解消されると思います。
③や④となると、まず開催数が少ないのと、そもそもルールが複雑であったり、人を集めなくてはいけなかったり、と条件が難しくなってくるのでそこまでお勧めはできません。
しかし、勿論楽しい形式ではあるので、大会に慣れてきたら参加を検討する事は良いと思います!
〖CSに出場するまでのプロセスと心構え〗
「心構え」と言っていますが、重く捉えなくても大丈夫です。
CSや大会に参加した事が無い方で「どんな気持ちで大会に臨めばいいのかわからない」「どういう流れで参加するのか想像できない」と感じている人がいるのではないか、と思いこの項目を作りました。
それではまず僕の実体験の方から紹介していきます。
・『遊戯王』を始めてから大会に出場するまで(実体験)
ここでは僕がカードゲームを始めてから大会に出場し、CSに参加するまでのプロセスを述べていきます。
僕はカードゲーム全般が好きで、小学校に入学する前からカードを集めていました(その頃は勿論集めていただけですが)
そして、大会というものに初めて出場したのが小学生の頃にプレイしていた『デュエルマスターズ』でした。
その時から、とにかく「勝ちたい」という意思が強かったのですが、まだ競技的にプレイしているとは言えないでしょう。
本格的に競技的なプレイに取り組み始めたのが、高校生の時に友達から誘われて再熱した『遊戯王』であり、この時も依然変わらず「勝ちたい」という意思が強かった為、すぐにショップ大会へ出場する事にしました。
そこでは毎週土曜日に大会が開かれていて、気づけば毎週通うようになり、顔見知りができ、友達になっていきました。
そしてある時、「CSに出てみないか」という誘いを受け、参加する事となり初めてCSに参加しました。
この時、初めて出場した形式は個人戦でしたが、一緒に友達がいたので、上記で説明したインターバルを楽しく過ごす事ができ、更にその場にいた友達の友達とも仲良くなることができました。
※この“友達の友達とも仲良くなる”事がCSや大会に出場する醍醐味の一つですね!
・心構え
初めて出場する大会はぜっっっったいに緊張するはずです。※僕も当時はガチガチでした
しかし、自分の中で芯として「どういう目的で参加しているか」が明確であれば初心者の方でも恐れる事は何一つないはず、とも言えます。
その目的とは
「友達を増やす事」だと僕は考えます。
何故なら、大会に参加する目的は人それぞれだと思いますが、どんな目的があるにしてもまずは「友達がいなくては成り立たない」のと同時に「友達が多ければ多いほど楽しいのは間違いない」からです。
なので、緊張して「負けられない」「失敗したらどうしよう」と考えるのではなく、初めは「友達を増やしに行こう」と考えれば気は楽になるし、その目的が芯としてあれば対戦後、相手と仲良くなりやすいと僕は考えます。
強くなりたいと思っても自分ひとりでは限界ですし、一人で強くなっている人なんて見たことがありません。
しかし、友達が増えれば、自ずと自分のスキルも上がっていきます。色んな人の考え方を共有でき、自分の知らない事を沢山学べます。
つまり、「勝ちたい」「強くなりたい」と思う事は大事ですが、まずは「友達を増やす事」を目的とする方が楽しいし、強くなる近道という事です。
・必要な物(遊戯王プレイヤー向け)
大会に参加した事がない人に向けた記事であれば、当然この項目は必要ですね。
①~④まではなくてはならない物ですが、⑤~⑨はあった方が良い(なくてもいい)物です。
①メインデッキ
②エクストラデッキ
③サイドデッキ※スリーブを付ける場合、サイドデッキ15枚までのすべてがメインデッキのスリーブと同じでなくはいけません
④計算機、またはメモ帳+ペン(大会規定によりますが、メモ帳+ペンを用意する事が公式での決まりです)
⑤プレイマット
⑥サイコロ(先攻後攻を決める手段ともなりますが、カウンターを数える時に使えたり、持ってきていると何かと便利です)
⑦トークン(実際のカードだとわかりづらかったり、デッキのカードと混ざってしまう可能性もあるので、できるだけ公式のトークンカードか、縦横のわかる遊戯王カード以外の物だと良いと思います)
⑧タイマー(遊戯王は基本的に制限時間があり、制限時間を迎えるとエクストラターン/エクストラデュエルに突入します。その為、制限時間をいつ迎えるか、いつ迎えたか、が確認できると便利です)
⑨センターマーカー(2か所あるEXモンスターゾーンの間に置く事で、自分と相手のゾーンの位置をわかりやすくできる為、あると便利です)
※留意点として、EXモンスターゾーンは相手との共有ゾーンなので、センターマーカーを置く際は一言相手に伝える事がベストです
〖CSの魅力〗
はっきり言って文章で伝えるには限界があります。
しかし、逆に文章で伝えきれない程の魅力が詰まっているとも言えるでしょう!
その魅力について、僕の拙い文章力で、できる限りお伝えできればと思います…!
・僕自身が感じたCSの魅力(実体験)
➀人間関係
冒頭でお伝えした通り、第一はかけがえのない仲間に巡り会えたことです。
勿論CSや大会でなくも大切な友達を作る機会は沢山あると思います。
その為、ここでは僕が特に“CSや大会で出会えたから良かった”と思う点を述べます。
ズバリ、それは【相手を知りやすい】です。
ここが一番だと思います。理論で説明すると堅苦しくなってしまいますが、
「カードゲームを競技的に取り組もう」となった場合、本記事で伝えている通りまずは友達が増えていきます。そこから、他の趣味や関係と違うのは「意思の疎通」「考え方の共有」を頻繁に行うところです。
その為、他の繋がりで友達になるより、自分の考え方や相手の考え方が言葉によって発信されるので、伝わりやすく、たとえ内容がカードゲームについてだとしても、相手が「どんな人なのか」が他で繋がるより感じやすいと僕は考えています。
つまり、相手を知れるというのは、「自分と波長が合う人を見つけやすい」とも言えます。
そして、自分と波長の合う人と出会えたのなら、その仲をより深める事は簡単だと思いますし、より仲良くなればカードゲーム以外でも遊ぶ機会は増えるでしょう!!
そうして仲良くなって、カードゲーム以外でも遊ぶようになった友達が僕には大勢います。
この考え方はあくまで僕が「今」感じている事であって、初めから望んでこうなったわけではないので、初心者の方があまり深く考える必要もないかと思いますが、このようにCSに参加した事がきっかけで、とても大切な友達を見つける事が出来た一つの成功例として頭の片隅にでも入れておいてもらえたら嬉しいです。
②勝利の瞬間
大会に出るからには「勝利」を目指しますが、勿論それが全てではありませんし、ここまで読んでいただいた方にはわかっていただけると思います。
しかし、「勝利」は目指します!
(大事なことなので2回目)
僕自身、初めてCSで優勝した時はもう言葉にならない程嬉しくて、その熱は収まるところを知りませんでした。
特にチーム戦での「勝利」は分かち合う仲間がすぐそばにいて、その大会が終わった後の夕食と共に繰り広げる自慢や経緯や反省は全てが楽しいのです!!
この楽しさ、嬉しさを文章で伝えるのは、やはり僕の文章力では難しいですが、とにかく目指して損は絶対にありません。
むしろこの「勝利」を一回でも味わってしまうとカードゲームの沼に落っこちてしまう危険性すらありますが、
それで良いのです!楽しいのだから!!
〖最後に〗
長々と文章だけの記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ここまで読んでいただけたという事は“競技的にプレイする=勝利を目指すだけではない”という事が伝わっているかと思います。
カードゲーム、というよりゲーム全般は本来“楽しむ物”であり、“競う物”ではない、という考え方もありますが、“競ったからこそ見つけられた楽しさ”もあると思います。
僕自身、カードゲームやゲームにおいて、見つけ切れていない楽しさがまだまだ残っていると思いつつ今後もそれを見つけられるよう、頑張って活動していきます!!
今後ともよろしくお願いしますm(__)m
何かわからない事や、わかりづらい部分などございましたら『しの@Strike1105』のTwitterアカウントへDMにてご質問をいただければと思います。
まだまだ至らない部分もあるかと思いますが、常に成長できるように努力していきますので、今後ともよろしくお願いします!