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このブログでは、ストレチックス本部著書「70歳からのゆる~い筋トレ&ストレッチ」執筆者が、本で書いたことの要点や、書ききれなかったことを、お伝えしていきます。


今回のテーマは「お正月太りの要因を考える」です。


●お正月の後に太るのはなぜ?


▼体重増減とカロリー


2025年を迎え、体調はいかがでしょうか。

行事ごとでいつもと違った食事や環境で過ごすことも年末年始ならではです。


年明け早々いわれるのが、「お正月太り」です。

12月に入ると忘年会やクリスマスイベントで飲食する機会が増えて、お正月に入るといつもと違った食事内容や食事量で1日を過ごすという方もいるかと思います。

そんな日々が数日あることで、お正月が明けた後に身体が重い、むくみを感じる、体重が増えたといったことが現れることがあります。


ご存じの方が多いと思いますが、体重が増える、落ちていく仕組みはシンプルで、食事から得る摂取カロリーとそれを使う消費カロリーとの差によって起こります。

1週間の食べる量と消費量が同じだとすると大きな体重の増減は起こりません。

もしも1週間の内、忘年会や新年会がありそこで飲食の量が増えていればその分は過剰になり重さとして現れます。

平日に忘年会、さらに週末にイベントごとで食べることが多かった、食べるものもカロリーが高いものが多かったということであればさらに上乗せされてしまう傾向があります。

食べ過ぎた自覚があり、運動をして消費カロリーを増やした、それ以外の日の摂取カロリーを抑えたということであればオーバーした摂取カロリーの影響は少なくて済むかもしれません。

これは個々のライフスタイルの差があるもので、例えば年末にかけてとにかく仕事が忙しく、1日3食をしっかり食べていなかったなどがあれば、思ったよりも体重が増えることがないのかもしれません。



▼忙しさ睡眠時間と食欲


食事のほかに個々のライフスタイルによって影響を受けやすいのが睡眠時間です。

仕事が忙しくあまり睡眠時間がとれていなかった場合、活動量と睡眠量のどちらが優位にあらわれるかというものです。

仕事でもイベントごとでもいろいろと動き回っていたのであればカロリーの消費量はあがるはずです。

しかし、睡眠時間が短くなるとグレリンという食欲増進のホルモンの分泌が高まるとされます。

これは身体を休ませる時間がないのであればたくさん食べなければという反応と考えられます。


また、睡眠時間が短くなること自体が身体にとってストレス、年明けまでにやらなければならない仕事などのストレスが強くなることで、コルチゾールというホルモンが分泌されます。

このホルモンにより身体のエネルギー源の糖分の消費量があがるとされています。

糖分が足りなくなれば筋肉を分解してエネルギーを補います。

ストレスで痩せたというのはコルチゾールの影響があると考えることができます。

ストレスによるものでもいつの間にか痩せていたというのであればそれをポジティブに考えることもできますが、年末忙しかった仕事から解放され、食べる、飲むということが起こるとどうなるかを考えてみましょう。

体重が減っている状態で摂取カロリーが増えれば余分なカロリーは体脂肪として蓄積します。

また、筋肉量が減っている状態であればカロリーを消費するものが減っていることになっているので摂取カロリーが余りやすい状態です。


元の体重以上になっていなければよいのかもしれませんが、戻った数値が筋肉か体脂肪かで見た目は変わっていきます。

体脂肪で増加したのであれば、年末の忙しいストレスのかかる忙しい時期を乗り越え、ゆっくりとしたお正月を過ごした後に、体重が増えて、なんとなくたるんでいるように感じるのかもしれません。


▼アルコールと代謝の関係


日常でアルコールを楽しむ人も多いと思いますが、年末年始にはお酒を飲む量が増える傾向があります。

アルコールは摂取量に限らず、体内に入ったものは優先的に代謝をされるものです。

他の栄養素の代謝は後になり、糖質や脂質の代謝が遅れることになります。

消費しきれなかった糖質や脂質は体脂肪として蓄積されます。


アルコール自体が気分をよくして楽しく飲んで、食べてということが起こればおのずと摂取カロリーが増加します。

どれくらい飲んだか食べたかというカロリー計算が簡単にできる状況でもないと思います。

また、後から体重、体脂肪が増えることがあれば、いつも以上にアルコールを飲んだということがあるのかもしれません。

いつもは晩酌に1杯で済んでいたものが昼間から飲んだりして量が増えれば、その分アルコールの分解に身体は力を注ぐということです。



▼年末年始の食べるクセ


年末年始にたくさん食べて、もう食べなくてよいといった感覚を持つこともあるかもしれませんが、その食べることが習慣になってしまうことがあります。

おせち料理やお雑煮を食べたあとに、おせんべいやお菓子が手の届くところにあるとそれをついつい口に運んでしまう・・・。

実家に帰省するとあれもこれもと食べ物が出てくるといった環境にあると普段食べない量も食べてしまうということが起こります。

それを数日繰り返すとその量が適量となり、お正月が明けたあとには満腹になるまでの上限が上がっていることがあります。


年末年始に数日、食べ過ぎてもすぐに元の量に戻していけばよいのですが、満腹の上限が上がっていることに気が付かずに食べていると消費できずに蓄積し、そういえば太ったな、お正月太りだな、ということになっていきます。

お正月だけでなく、その後にも食べ過ぎてしまっているということがあり、身体が大きくなっていれば身体もそれだけカロリーを欲します。

2024年、25年にかけては9連休、またはそれ以上という日にちの並びでした。

休みが長い分、生活リズムや食事量がいつもと違う過ごし方をしていた方もいたのでは思います。

食べ過ぎの日々が定着していないか、食事量を確認してみましょう。


それでも9日連続ではなく、2、3日食べ過ぎて太った感じがするというのであれば食事の内容によることがあると思います。

特に糖質、塩分の取り過ぎを気にしたいところです。

糖質、塩分とも身体に水分を取り込む作用のあるものです。

身体に水分を溜め込んでしまうことでおこるのがむくみです。

体脂肪で増加したというよりも身体の水分量によって太ってみえているとうことが考えられるものと思います。


●お正月太りの解消は早めに対策を。


▼食べ過ぎの感覚は早く修正


お正月で増量したのでもとに戻そう、今年こそはダイエットしようとすると、フィットネスジムにいこう、運動しようと意気込むこともあると思います。

新年のはじまりで何かするスタートにはタイミングもよく、トレーニングジムの入会キャンペーンも盛んになります。

しかしお正月太りの原因は「食べ過ぎ」が占めていることが多いので、まずは食べ過ぎの感覚の修正が必要です。

食事量が適正以上のまま長引けば、摂取カロリーと消費カロリーのバランスは崩れたままです。

摂取カロリーが高ければ体重の増加の方向にいきます。

お正月と同じような量で食べる癖がついてしまっているようであれば、それを本来の自分に適正量に戻していくようにしましょう。



▼寒い時の基礎代謝


冬は寒さによって体温が下がりやすくなり、それを戻すため身体の恒常性の機能が働き代謝が上がるといわれます。

それは生命維持に必要なエネルギーである基礎代謝があがるということになり、消費をしやすいということが考えられます。

それならばお正月太りにも活用できるとも思うことかもしれません。


しかし私たちは寒い屋外で1日を過ごし身体を冷やしているかといったらどうでしょう?

大体は室内の暖房が効いている中で過ごしているはずです。

そして、寒い中で運動をしたいかといえば、冬のシーズンスポーツでなければなかなか気が向かないと思います。

また、寒い中でじっとしていれば基礎代謝が高まるから消費するということも考えにくく、やはり身体を動かすということで活動量を増やすことが確実です。

夏でも冬でも環境面で身体への負担がかかり過ぎないように運動する、座り過ぎていなかに気を付ける、歩く量が少なすぎないかに気を付けるといったことが、過剰な体重の増加を抑え、運動機能を保つことに必要なのではないかと思います。


●まとめ

年末年始はイベントごとが多く忙しかったり楽しいことがあったり、普段会えない方と会う機会があったりといろいろな過ごし方があったと思います。

「お正月太り」という面から見れば、後々やはり食べ過ぎていたなと反省することもあるかもしれません。

それが太った要因であれば早期に修正するということが、体脂肪の増加を防ぎ、新たにはじまった1年を健康で過ごすことにつながるものと思います。


・お正月太りは摂取カロリーの増加。

・食べ過ぎのクセがついていないか注意。

・お正月太り解消には運動よりも食事面の修正から


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ストレッチ専門店ストレチックス
https://stretchex.jp/

本部著書&公式ブログ 監修・執筆

本部研修トレーナー 渡辺 久進

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