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葉が命 アジアンタム

アジアンタム(胞子増殖群) 鉢植え
管理 今は水やりのみ

一昨年、親株から胞子を落として前葉体の発生。後に葉の伸長開始。昨春鉢上げして、夏場の生育期を終えたところ。

シダ植物を胞子からなので、クローンの様に殆ど同じ形態の増殖になる事を予想。

ところが、種子植物を交配したかの如き、色々な形態が出現した。

その中には期待していた葉の小さな個体もあって一安心。

親と同じにならなかったのは、斑入り位。

それで、胞子増殖は第一段階突破と言ったところ。

その中で、特徴を持った個体を少しご紹介。

草姿1

草姿1は、丸みを帯びた葉が、疎らに付くタイプ。

前葉体から葉が出始めからこの形態で、そのまま大きくなるかを心配していた。

それが、今になっても変わらないので、このまま成株へ。

これはこれで良い感じ。

草姿2

草姿2は、販売名「モノカラー」から。

元々、胞子葉が少なかったので、その時、状態の良い胞子がタイミング良く落ちて前葉体になるかが問題だった。

ところが、胞子が落ちる期間を長く取った事もあって、予想よりは出現した。

葉が密に付くタイプなので(光合成が盛んで)、一旦育ち始めるとどんどん育ってくる印象。

小苗の様子

草姿1、2以外に、先述の葉が小さいタイプと、アジアンタムの一般種より少し葉が大きいタイプがある。

昨年、生育遅れも鉢上げしていて、それが小苗の様子。

これらも、発生が遅かっただけで、秋までには4~5号鉢植えで出回っている位には育つはず。

シダ植物を胞子からだと、気の遠くなる程待たされる印象。

実際にはそうでは無い事が分かった。

はっきり言えるのは、ストレリチアよりは早く成株になる。

よって、決して悪い挑戦ではありません。


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