千里の道も一歩から
今日、久しぶりに日が差して、鉢植えの土が乾いた。
それで、水やりで見回っていたら、水苔の中に緑色の小点を発見した。(全体写真赤線内)
「何か出たんだー、雑草かな?」と。
良く見てみたら、ハエトリグサでした。
その親株があって、今年の六月開花。その後種が出来て(下写真)、それを採り播きしておいたもの。
これで一安心。
今の状態から、八月中に発芽していたので、寒くなるまでに小さな個体に成長。
そもそも、種からとは・・・。
ネット通販で、品種物のハエトリグサ(成体)を買って、面倒を見ていても、徐々に衰退して、最後は枯死。
それが、別な所で買っても結果は同じ。
品種物は性質が弱いと仮定して、とりあえず一般種ならと。
それで、安い株を買って様子を見てきた。
ただ、時間が経てば株が増えるので、株分けでも増やせるのは事実。
それだと、同じ個体が増えるだけなので、面白く無い。
それで実生で、あわよくば変わった個体の出現を期待した。色の変化とか、形態の変化とか。
今年は、予想より花立ちが良かったので、人工受粉はせずに自然任せ。
そうしたら、太い花茎は大体種を付けて、まとまった数の種子を得られる予定だった。
しかし、種が熟すと、自然に零れ落ちてしまう。
それを、気を付けていたつもりだったものの、全体の1/3位落としてしまった。
色が黒くて小さな種子が、地面に落ちてしまってから気付いても、回収不可能。
それで、せっかく良い種子が採れそうだったので、ショック中植物で?
・・・。
その時点で花茎に残っていた種子は、採種してまとめて水苔に播いておいた。
ところが、一ヶ月経過しても何も出無い。
それで、今年も失敗したかと、思っていたら出たので、めでたし、めでたし。
同じ大きさの鉢にもう一つ播いてあって、そちらはまだ発芽は無い。
それも出れば、まとまった数の実生苗を得られそう。
そうなったら、喜びも一入。