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季節の変わり目

モウセンゴケ(日本種)購入株から二年 鉢植え
管理 放任

今年は夏が長くなりましたが、先月25日朝に14.1℃に下がって、高温性の熱帯植物は成長を止めた。

それ以外には、蓮は葉色が大分変わってきた。

そろそろ成長期の終わりを感じさせる。

それは、温帯植物でも。

全体の様子

写真は食虫植物のモウセンゴケですが、今年の成長は止まった。

気温が高かった頃は、新芽が盛んに伸びて、捕虫葉を展開していた。

それが、先月下旬以降の気温の低下で、新たな葉の展開は無くなった。

そして、頂部は凸凹した感じに。それが越冬芽。

親株の様子

この後は、もっと気温の低下が進むと、捕虫葉が枯れ、中央の越冬芽だけに。

その状態で春まで。

振り返ると、これで二夏育てた事に。

当初、この植物のイメージは、高層湿原。高山植物とも。

標高の高い湿地で、綺麗な水、空気、涼しい気候で生きられる。

それで、平地の夏の高温、強日照に弱いのではと。

ところが実際にやってみると、悪い状態にならない。

二年連続の暑い夏でも、影響は無かった。

この性質なら、栽培は簡単で、絶滅は無い予感。

発芽の様子

ちなみに、全体写真赤線内が親株。

それ以外は、実生苗。

下写真矢印は、同鉢、今年4月27日で、昨年生った種子が発芽してきた時の様子。それ以外の草は、イネ科雑草。如何に小さいか、ですけど。

それが、約五ヶ月で成株と変わらぬ位に育った。

高原の気候でないと駄目ではなく、暑い夏が続いた事で、良く育った様な気さえ。

人は見かけによらぬと言いますが、植物でもやってみるとイメージと違う事は良くあって・・・。

それが、この植物をやった成果。




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