見出し画像

Du Sieの使い分けはここまで複雑、それだけではなく・・・動詞や形容詞や...先生はここまで教えてくれなかった。

文法書に書いてある、「Du(君)」と「Sie(あなた)」は簡単に説明してありますが、実際の使い分けは、なかなかに複雑です💦
それだけではなく、「Du」か、「Sie」が変化すると、動詞や形容詞、代名詞、動詞の命令形、所有代名詞まで変化させなければいけないところは、「You」だけで済んでしまう英語との大きな違いです。AI翻訳を使っても、これだけは間違えないように監視が必要です。

「Du(君)」と「Sie(あなた)」

Du Sieの使い分けがなんともわかりません💦

「Du」と「Sie」の使い分けは、ドイツ語で非常に重要なポイントですが、確かに最初は混乱しがちです!

簡単に言うと、「Du」は親しい関係やカジュアルな場面で使い、「Sie」は丁寧で正式な場面で使います。それぞれの使い分けについて詳しく説明しますね。

1. 「Du」

  • 使う場面: 親しい友人や家族、子ども、同年代またはそれ以下の人に対して使います。

  • 関係性: 親しい、カジュアル、非公式な関係。

  • 注意: 最初は「Sie」を使って、相手が「Du」を使うことを提案した場合に初めて「Du」を使うことが一般的です。

:

  • 友達同士で: "Wie geht's dir?"(元気?)

  • 家族: "Hast du heute schon gegessen?"(今日はもう食べた?)


2. 「Sie」

  • 使う場面: 知らない人、上司、年上の人、ビジネスシーンや公式な場面で使います。また、ドイツでは基本的に初対面の人には「Sie」を使います。

  • 関係性: 丁寧で正式な関係、敬意を表す。

  • 注意: 最初に会った時は「Sie」で始め、親しくなったり、相手が提案した場合に「Du」を使うことができます。

:

  • ビジネスで上司に対して: "Könnten Sie mir bitte helfen?"(お手伝いいただけますか?)

  • 店員さんに対して: "Haben Sie einen Moment?"(少しお時間いただけますか?)


使い分けの基本的なルール

  • Du: 親しい人、友達、家族、同僚(相手が提案する場合)

  • Sie: 初対面の人、ビジネスの関係者、年上の人、目上の人

いつ「Du」に変わるのか?

「Sie」から「Du」に変わるタイミングは、相手が提案してくれることが多いです。この場合、「Du」を使うことに問題はなくなります。

:

  • 上司が「Wir können uns gerne duzen.(「私たち、お互いに『Du』を使いましょう」)」と言った場合、あなたも「Du」を使い始めて問題ありません。


ドイツ語の文化的背景

  • ドイツでは、敬語親しみの表現が非常に重要です。相手との距離感を保つために、最初は「Sie」を使うのが一般的で、親しくなるにつれて「Du」に変えるのが通常の流れです。


まとめ

  • Du: 友達や親しい関係、カジュアルな場面

  • Sie: ビジネスや公式な場面、目上の人や初対面の人

  • 最初はSieを使い、相手がDuを提案してきた場合に変える。

これで少しは分かりやすくなったでしょうか?もし具体的なシチュエーションがあれば、それに基づいてもう少し詳しく説明できますよ!

年上の人は「Sie」と文法書にありますが、家族では、子どもがお母さん、祖父祖母に対してもファーストネームでduとかあるみたいですね?

その通りです!ドイツ語の「Du」と「Sie」の使い分けは、単に関係のフォーマルさだけでなく、家族や親しい関係での文化的な特徴も影響します。

家族内での「Du」の使い方

家族内では、祖父母兄弟姉妹子ども同士ではほとんど常に「Du」を使います。この場合、ファーストネームと「Du」を組み合わせることが一般的です。親しい関係だからこそ、敬語の「Sie」は使いません。

例えば:

  • お母さんお父さんに対しては、名前で呼ばず「Mama」や「Papa」など、親しみを込めた呼び方と「Du」を使います。

  • 祖父母も同じように、「Opa」(おじいちゃん)や「Oma」(おばあちゃん)と呼び、「Du」を使います。

:

  • 子どもが母親に対して: "Mama, hast du das gesehen?"(お母さん、それ見た?)

  • 親が子どもに対して: "Komm, du musst jetzt ins Bett."(さあ、寝る時間だよ。)

ファーストネームと「Du」

ドイツ語では、家族や親しい関係の中で「Du」やファーストネームを使うことが一般的です。例えば、親子の会話でも、名前を省略して**「Du」**で呼び合うことが普通です。**ファーストネームと「Du」**は非常に親密な関係の象徴です。


まとめ

  • 家族内親しい関係では、通常「Du」を使います。親や祖父母に対しても、「Du」とファーストネームが基本です。

  • これに対して、職場やビジネスの場面では「Sie」を使い、距離を保つことが一般的です。

  • ドイツの文化的な特徴として、関係性が深くなるほど「Sie」から「Du」に変わることがよくあります。

「Du」と「Sie」の使い分けは、その場の状況や関係性に大きく依存しますが、家庭内ではファーストネームと「Du」の組み合わせが主流ということですね!


同じ組織で長くいるときは「Du」「Sie」どちらですか?

ここから先は

5,370字
この記事のみ ¥ 100

サポート感謝します💞☀️大切に使わせていただきます(^^)