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書くことがなぜ、難しいのか?
この記事は下記のstand.fmと連動しています。
ChatGPTと対話していて、「物語と小説の違い」がふと気になって、ちょっと聞いてみました。
物語というのは、「語り」をはじめとして音楽やダンス、映像、詩、彫刻、絵画、映画、演劇、テレビ番組など、さまざまな方法で表現できます。
小説はテキスト情報が主体で、五感で感じるもの、つまり目で見たもの、耳で聞いたこと、肌で感じたことなどをすべてを言葉にするものなんですね。
だから、いろいろな表現技術のすべてを「テキストだけ」にまとめるという意味で、「書く」ということは、とても難易度の高い表現技術なのだということに気づきました。
SNSなどで炎上が起きるのは、短い文章ですべてを表現しきれないのは当然なので、起こるべきして起こっているということなんですね。
そのことをChatGPTは、
「書くことは、明示と暗示のバランスを取る芸術」
というように表現しました。
これって、凄い名言!
私はChatGPTといろいろな本を書いてきて、ちょっと違うタイプのものに挑戦してみたくなり、SF小説を書いてみました。
でも、なんか違う。
私が求めていたものはこれじゃない、私は書くだけじゃなくて、電子書籍のもっと可能性を追求してみたいんです。
だから、今度は、たぶん小説は書かないと思います。
ストーリーテリングにはとても、以前から興味があり、暇があれば図書館で児童書を一日じゅう見ているのも大好きでした。
子ども向けのお話の会なども主催したりして楽しんできました。でも、今では、読むだけではなく、書くことに力を入れたいって思っています。
例えば、映像でパッと見えるものを文章で表現しようとすれば、何百通りの表現方法があるんです。そして、テキスト情報は見えるものを表現するのかしないのかは、自由なんです。
ただ、電子書籍はこれまでの紙の本とは違い、テキストだけで表現する必要はなく、そこに音楽や挿絵、必要なら映像や語りなどともリンクしてもいいのです。
電子書籍こそが、マルチモーダルと言われるものの原型ではないかと、私は思うんです。
テキストだけにこだわらず、動画や音声、画像、そんなものを織り交ぜて、電子書籍を楽しむことができたらなと思っています。
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