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顕在意識でコントロールできること、できないこと。ノエティック・サイエンス

音声で聞きたい人はこちら👇👇👇
standfmのほうで、勝手にタイトルつけて重複しちゃっている(´;ω;`)ウッ…


顕在意識でコントロールできること

  1. 思考・考え方:

    • 自分の考え方や視点を意識的に変えることができる。たとえば、ポジティブな思考を選んだり、問題解決のための新しいアプローチを考えたりすることが可能です。

  2. 行動・意思決定:

    • 行動の選択や計画を立てることは顕在意識でコントロールできます。日々の習慣や生活のリズムを変えることもこの範囲に含まれます。

  3. 目標設定:

    • 自分の短期・長期的な目標を意識的に設定し、その目標に向けて努力することが可能です。

  4. 感情の反応:

    • 完全にコントロールはできないものの、感情に対する反応を顕在意識で調整することはできます。たとえば、怒りを感じた時に深呼吸して冷静さを保つ努力などが可能です。

  5. 集中力や注意力:

    • 注意を向ける対象を選んだり、意識的に集中することができる。

コントロールできないこと(無意識や外的要因によるもの)

  1. 無意識の反応:

    • 反射的な動作や反応(驚いた時に体が動く、瞬きをするなど)は無意識で行われるため、顕在意識で完全にコントロールすることはできません。

  2. 深層感情・トラウマ:

    • 深く潜んでいる感情や、過去の体験に根ざしたトラウマは顕在意識では直接的にコントロールできません。これらは無意識の影響を受けやすく、専門的な支援や時間が必要な場合があります。

  3. 自律神経系の働き:

    • 心臓の鼓動、呼吸のリズム(意識的に速くしたり遅くしたりできることもありますが、基本的には自律神経が管理)、消化器の働きなどの生理機能は、無意識的に調整されます。

  4. 夢や潜在意識の働き:

    • 夢や潜在意識に浮かぶイメージや考えは、顕在意識で制御するのは難しいです。無意識が生み出す思考やイメージは、コントロールの範囲外です。

顕在意識では主に自分の考え方や行動を管理でき、長期的な目標や反応の調整も可能です。スケジュールを立てたり、行動を管理したりです。

しかし、無意識に関連する身体の機能や深層心理的な要因は、顕在意識でのコントロールが難しい領域にあります。

ノエティックサイエンス(Noetic Science)


ノエティックサイエンス(Noetic Science)は、人間の意識や直感、内的な知識に関連する科学的研究を指します。
この分野は、物質的な現実だけでなく、心や意識といった目に見えない領域にも焦点を当て、科学的手法でそれらを解明しようとします。

ノエティックサイエンスの主な特徴:

  1. 意識の探求:

    • 人間の意識とは何か、意識が物質的な現実にどのような影響を与えるかを探求します。特に直感や洞察、スピリチュアルな経験に関する現象が対象です。

  2. 内的な知識の重要性:

    • ノエティックサイエンスでは、従来の科学が重視する外的な観察やデータだけでなく、個人の内的な経験や直感も重要な知識源と見なします。この内的な知識を通じて、宇宙や生命の本質に関する深い理解を得ようとします。

  3. 科学とスピリチュアリティの融合:

    • ノエティックサイエンスは、従来の物理科学とスピリチュアルな側面の橋渡しを試みています。たとえば、瞑想や祈り、ヒーリング、意識の変容が物質的現実に影響を与える可能性を探ることがあります。

  4. 量子物理学との関連:

    • 量子物理学や場の理論など、物質と意識の相互作用を説明する可能性のある科学的理論が参考にされることが多いです。

      量子力学の不確定性や観察者効果は、意識が物理的世界にどのように影響を与えるかという問いを深める際に重要な役割を果たします。

研究内容の例:

  • ヒーリングとエネルギー療法:
    瞑想や祈りが身体や精神にどのような影響を与えるかを科学的に検証する。

  • 意識の拡大:
    トランスパーソナルな経験(例えば、臨死体験や悟りの瞬間)に関する研究。

  • 共鳴と集合意識:
    集団の意識やエネルギーが、物理的な環境や他者にどのように影響を与えるかを調査する。

ノエティックサイエンス研究所
(Institute of Noetic Sciences, IONS)

1973年、元NASA宇宙飛行士のエドガー・ミッチェルによって設立され、意識と物質世界の相互作用を科学的に探求することを目的としています。
ミッチェルが月から地球に戻る際に体験した深い精神的な啓示が、ノエティックサイエンスに対する彼の興味の原点でした。

ノエティックサイエンスは、伝統的な科学の枠を超えて意識や精神的な要素に注目し、宇宙や人生の神秘を探る新しいアプローチとして魅力的です。

【参考】
エドガー・ミッチェル(Edgar Mitchell)
は、アメリカの宇宙飛行士であり、NASAのアポロ14号ミッションで有名です。彼は1971年に月面を歩いた6人目の人類であり、科学者として月面での探査活動に貢献しました。アポロ14号の宇宙飛行士として、彼はアラン・シェパード船長とともに月面で33時間以上を過ごし、科学的な実験やサンプル採取を行いました。

彼の宇宙探査後の人生は、精神的・哲学的な探求に大きな影響を受けました。宇宙飛行中に経験した「宇宙の一体感」から、彼は人間の意識や超常現象、心と物質の関係について関心を深め、Institute of Noetic Sciences(ノエティック科学研究所)を設立しました。この研究所は、人間の意識や精神的な問題に科学的アプローチを取り入れた研究を行っています。

彼の功績は、科学的な宇宙探査だけでなく、精神的な探究にも及び、宇宙飛行士としてのキャリアとその後の活動が、多くの人々に影響を与えました。


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