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両親とあと何回会えるか_考えてみた結果
「あなたはあと何回両親と会えますか?」
そう聞かれて答えられる人はきっと非常に少ないだろう。
僕も答えられない。
ただ、今、「考えないといけない」とアラートが鳴っている。
振り返りと帰省のハードル
僕は今年39歳になる。地元を離れ、自分の家族を持ってはや15年が経つ。
東京から地元に帰るには、家族3人の往復交通費10万円。
頻繁には帰りにくい。そんな状況のため、大体1年に1回会うことが多く、コロナで2年半空いたこともあった。
考えるきっかけ
そんな状況の中、妻の父親が今年亡くなった。
僕のことも可愛がってくれた人だったため、非常に悲しい思いでいっぱいになった。
少し落ち着いた今。
「両親とあと何回会えるのだろうか」という疑問が湧いてきたのである。
計算開始
妻の父親が亡くなった年齢は72歳であった。
僕の父親は今68歳であるはずだ。
男性の方が早く亡くなる傾向にあるため、このあとの計算は父親の場合で進んでいく。
なんと、もし妻の父親と同じ流れであるならば、あと4年しか無いではないか。
もしこのまま帰省が1年に1回であれば、あと4回しか会えないのだ。
思った以上に少ない。
驚きを隠せないが、一旦、このパターンをパターンAとする。
平均寿命の観点
少し冷静になって、厚生労働省が出している平均寿命について見てみよう。
厚生労働省は2022年7月29日、2021年分の平均寿命と平均余命が記載された令和3年簡易生命表を発表しました。
令和3年簡易生命表の概況
男の平均寿命は 81.47 年、女の平均寿命は87.57年となり、平均寿命(2021)と健康寿命(2019)との差は、男8.79年、女12.19年となりました。
厚生労働省 令和3年簡易生命表の概況
なるほど、男性の平均寿命は81.47年、女性の平均寿命は87.57年であることがわかった。
あくまで平均であるがこの数字で計算してみると、父親とはあと13年。
1年に1回であれば、あと13回会える計算だ。
これをパターンBとする。
4回のインパクトからすると、「お、13回。3倍もあるな。」と思ってしまいそうだが、待ってほしい。
13回しか無い。思っていた以上に少ない。少ないのだ。
今後どうするか
計算したところ、パターンAであってもパターンBであっても、思った以上に会える回数が少ないことがわかった。これは何か手を打つしかない。
地元に移住?
地元に移住するかと考えるが、その選択肢は持てない。
都会じゃないと情報のキャッチアップが遅くなってしまう部分があると思う。自分を曲げてでも戻るべきか。ここは非常に悩ましい。
帰る回数を増やす
盆と正月の2回に増やす。これは費用面の負担が2倍に上がるが、会う回数を増やすことを課題とするのであれば解決策の1つになり得そうだ。
パターンAなら4回×2で8回
パターンBなら13回×2で16回
回数を増やすのは良さそうな感じがする。
読んでくださった方への謝罪
もし読んだ方の中に「親と会うのに回数とか、お金とか何考えてんだ!」と気分を悪くされた方がいたら、非常に申し訳ない。
ただ、これも1つの家族の在り方だとご理解いただけると有り難く思う。
現時点での結論
妻と話した中では「帰る回数を2回にする」で落ち着いた。
実際、3回4回と増やせなくはないが、裕福な家庭ではないため、かなり家計を圧迫してしまう。
2回が現実路線ということで着地した。
最後に
人との別れはいつ訪れるかわからない。
こんな当たり前のことを僕は毎回痛い目を見てから思い出す。
いつその時が訪れても、できるだけ悔やまずに済むように、行動していきたい。
「あなたはあと何回両親と会えますか?」
終
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