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CPTフランス「UFA 2024」優勝 KUSANAGI リュウの強さ

試合映像

はじめに

2024/9/15 にフランスで行われたCPTで優勝しカプコンカップ11への出場権を決めたのはフランス出身のリュウ使いKUSANAGIだった。
リュウでの大型大会優勝でスト6界隈には激震が走った。なぜKUSANAGIリュウが優勝できたのか、強さを分析していきたいと思う。

GRAND FINALの展開

KUSANAGI 〇 - × XIAOHAI
KUSANAGI 〇 - × XIAOHAI
KUSANAGI × - 〇 XIAOHAI
KUSANAGI × - 〇 XIAOHAII
KUSANAGI × - 〇 XIAOHAI
リセット
KUSANAGI × - 〇 XIAOHAI
KUSANAGI 〇 - × XIAOHAI
KUSANAGI 〇 - × XIAOHAI
KUSANAGI 〇 - × XIAOHAI

KUSANAGIリュウの強さ

波掌撃の使い方

このゲームのセオリーとして弱攻撃を2、3回や遠距離での中足などをガードしたときには、ガードした側が有利な状況になり、通常技を打ち返すというものがあります。この行動をKUSANAGIリュウは逆手にとり、相手が打ち返すであろうタイミングでキャンセルで波掌撃を入れ込み、カウンターからリターンを取っていた。この暴れつぶしが刺さり始めるとKUSANAGIリュウの流れとなり、そのまま大ダメージから倒し切る展開が多かった。小技から暴れつぶしになり、さらに確定反撃を受けない必殺技というのはスト6の中でもほとんどなくリュウの特徴の一つでもある。
波動拳フェイントとしての使い方もあり、相当機能していた印象だ。

地上戦の置きと前歩き

KUSANAGIリュウの試合で特に印象的な点が異常な立ち回りでのカウンターヒット率の高さだ。立ち回りでカウンターヒットしているということは、置きで相手の差しに来た攻撃を潰しているということになる。この嗅覚によってダメージを取りつつ、差し返しを狙い始めた相手に対しては前歩きから接近戦を作っていったり、足刀や波動拳などでODゲージを削っていったりと状況を有利する選択肢を取っていた。リュウの火力を生かすための5大Pの使い方がリュウ使いにしかできない使い方で上手かった。

火力を出すための起き攻め

リュウの特徴の一つである火力を出すためにKUSANAGIリュウは、中段択による崩しが多かったように感じる。バーンアウトをいとわない補正切りなども多用しており、一度崩したらその勢いで倒し切る力が高かったように感じる。バーンアウトしても置きの上手さがあるので、ある程度相手に寄せ付けない立ち回りを実現できるがゆえの選択肢だと思う。

まとめ

KUSANAGIリュウの強さについてまとめてきました。
実際に試合を振り返ってみるとより、面白いと思います。
個人的な感想になりますが、KUSANAGIリュウの勝ちたい思いが、最終的にXIAOHAIの安定した立ち回りを貫いたような試合展開だったと感じています。今年のベストバウトレベルでいい試合でした。



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