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行こうぜ!エクセレンス!

緊急事態宣言来ちゃいましたね。皆さん20時までで働く側も飲む側もヤキモキしてると思います。かくいう私も時間がぽっかりできてしまいまして。せっかくの時間なので普段では手の届かない事をやろうかと。ちょうどいい時期でマキョウジュク(旧:魔境塾)をコンテンツとして立ち上げようと準備しております。
なんでカタカナにしたかって?
いちおうTwitter界隈だけではなく外部へ発信するので魔境というイカツイ意味も踏まえながら

鏡(資格者の知識)を磨く(ブラッシュアップ)  
真に(試験勉強に)狂う
塾(学校として)
熟(知識の熟成)

という意味も踏まえてカタカナにしてみました。なので資格者から初心者の方まで間口を大きく広げてお待ちしております。後表向きでは「Salon de Lumiere」とオシャンな名前でやってます。

その一回目が日本ワイン業界セミナーです。いちおう1月31日に予定しております。無料です!初心者でも大丈夫な内容な(はず)今をときめく日本ワインを取り巻く業界の構図、将来性、今後どうすればいいのか?などを提案できればなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

さて話を戻しまして

エクセレンス!受かってました!

ほんとにね、こんだけ手応えが疑わしかったのも久しぶり?ですかね。20年前にワタミで最優秀店舗としてボーナスを〇カ月分もらった時以来の「え?そうなんすか?」なニュアンスでした笑

とはいえ合格率15%未満の難関であったわけで。それに3年挑んでようやく手にして思いました。

え?みんなも取ろうぜ!バッチかっこいいよ!

ソムリエの時と同じく自分にはまだ諸先輩方のような実力がありません。これかれです。それをアウトプットしながらも自分の力として身に着けるためにはやはりみんなで受けるしかないでしょう!

とはいえどうやったら受験資格があるのかおさらいします
ソムリエ・エクセレンス
•当協会認定のJ.S.A.ソムリエおよびJ.S.A.ワインアドバイザー
•ソムリエおよびワインアドバイザー資格認定後3年目を迎える方
•以下の職務を通算10 年以上経験し、第一次試験日においても従事している方
◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
※雇用体系により従事時間数の規約あり
ワインエキスパート・エクセレンス
•当協会認定のJ.S.A.ワインエキスパート
•ワインエキスパート資格認定後5 年目を迎える方
•年齢30 歳以上の方
というわけなので結構該当する方がいらっしゃったら嬉しいなと。それを踏まえてエクセレンス用の受験対策を自分なりの経験則でお話しさせていただきます。

1次試験
出題範囲
教本 7割
フォローアップセミナー 2.5割
その他          0.5割

まずは選択肢がないです。完全筆記(言語指定あり)なの細かいところはもちろん原産地のロケーション(最大最小 東西南北 最初最新)に関しては書けるようにしておくと便利です。実際に出た問題として最初に認定されたVP、スロヴェニアのトスカーナと呼ばれる産地などが出題されました。
フォローアップセミナーはコロナ禍であったのでZoomでの開催となりました。今年もこのままだとZoomになりそうですが写真問題、取り上げた産地の問題なども多く出ました。後になりますがの用語や使いなどもセミナーで取り上げたので有意義なセミナーとなりました。受験を検討されている方はマストで受講するセミナーだと思います
残りですがサービスに関する問題でした。
結婚記念日のディナーで2015年のヴィンテージアルマニャックをオーダーされました。どのようにサービスをしますか答えてください

という問題でした。これに模範解答というよりは意図のあるサービスが答えられれば良かったんじゃないかなぁという印象です。

おそらく正答率70~65%で合格か上位50名で判断かはわかりませんが、手応えは半々だったのでまさか1次を通るとは思ってもなかったので驚きでした笑
第2日程(テイスティング&実技)に関して全くノーガードだったので、書類から謄本やら用意して励みました。テイスティングは先ほどの通りコメントの仕方や全日本予選でもあったような料理とのプレゼンテーションを中心で考えていたので、合格発表から試験の日まで飲んだワインの量は
おそらく2本分にもなってないんじゃないかと

全日本最優秀予選についてはコチラから


いろいろな方に聞かれたのが「結構飲みましたか?」とあったのですが日程が違うと「2次試験対策ティスティングメニュー」もやるお店が少なくなり、結構苦戦?しました。その分マキョウジュクでの2次対策講座を全国で10回以上開催し自身のテイスターを確認できたのが大きかったです。
あと強く意識したのが何を食べるにしても
この場面(料理)だとどのワインを合わせたほうがいいのかなぁ」
「このワインをどのようなシチュエーション(5W1H)で飲んでもらうといいのか?」

とエアマリアージュやエアプレゼンテーションは頭の中でぐるぐるとやっておりました。外食だろうが自炊だろうが、ラーメンだろうが居酒屋飯だろうがです。
料理も実際に食べずともサービスする際に味付けなどチーフに聞いたりして色々考えてやってました。これは前からも今でも実践してることなので、気になる方はお試しくださいませ。
そして第2日程の試験日となりました。いたって平常心過ぎて乗り過ごしてました笑う
テイスティングは全部で5種
一般と違い選択語群はなく白紙のA4へ回答を記入していく流れです。
ロゼ1個
白2個
赤1個
その他1個
その他以外は原産国 産地 リージョン 品種 収穫年を記入します

1.(ロゼ)ティスティングコメントを記入し併せる料理のプレゼンテーションを書いてください
控えめなアロマだったのでフランスのマルサネ辺りをイメージしたコメントをして併せる料理のプレゼンテーションは「豚の生姜焼き」にしました、、料理の合わせ方はクラシック(地産地消)とモダン(変化球)で考えていてブルゴーニュの料理よりかは少し奇をてらおうと思い生姜焼きを選びました。豚のオレイン酸、醤油ベースのソースは少なくとも外しはしないだろう(そして通るつもりもなくリラックスしすぎ)と思い書きました。


2のワインを飲んで醸造的技術を中心にコメントしてください
MLFだったので樽由来の言葉をプレゼンテーションしたり乳酸由来の製品をアロマに取り込んだり、余韻の長さを〇秒や料理などもプレゼンテーションしました。

3・4のワインをプロフェッショナルにティスティングしてください
白・赤1個づつをフラッシュでなく文章としてまとめていきます。
果実も名詞だけでなく形容詞を結び付けたり、余韻の長さ収れん性のコメントなども意識しながら産地へのフォーカスということを意識したプレゼンテーションでした。
5のお酒を飲んで以下に答えてください
名称・原料・産地・併せる料理のプレゼンテーションと4項目に分かれていました。泡盛 タイ米 沖縄 豚の角煮(ラフティ)をプレゼンテーションしました。
結果待ちの時間があったあと張り出されましたが、まさか通ると思ってなく笑

慌ててクロークに行って着替えました。ちなみに隣で携帯を鳴らした人や1次の会場で時計を使用した人は容赦なく落ちました。
さて実技ですが4人単位でグループを組みます。待っている間に問題を渡されます。
1薩摩焼酎
2シェリー・フィノ
3Mosel Riesling Q,b,A
4Finger Lakes Pinot Noir
と併せる料理をプレゼンテーションしてください(2分)という内容でした
待ち時間でイメージしたのですが
1 刺身醤油(甘口)を使用したカツオの刺身
2 マッシュルームと生ハムのアヒージョ
3 ポトフ
4 すき焼き
と方向性を決めました。さて会場内に入ると
審査員は受験者1名につき3名(正面と左右)
実技は
Tinto Pesquera2013のデキャンタージュを行ってください(3分30秒)
デキャンタージュした理由とそのワインのプレゼンテーション(2分)
でした。久しぶりのデキャンタージュで抜けが多少ありましたが、制限時間内に行えました。ちなみに隣の方の声が通る声で素敵だなぁと思いながら行いました笑
ワインのプレゼンテーションは品種・産地と説明し収斂性を柔らかくし飲み頃が一番いいタイミングであることを話しました

さて先ほどの併せる料理なのですが
1地産地消にフォーカスし鹿児島の食文化である刺身、甘口醤油に絞ったこと
2地産地消を入れつつも具材は熟成を持たせるマッシュルームと塩味の生ハム(シェリーの塩味と併せて)
3Moselが寒い地域なのと試験開催時期(11月下旬)を考慮して「この時期なら」と前置きして温かい煮込み料理
4牛肉との相性を踏まえつつも焼くだけでなく割り下との深みとワインをフォーカス

この点を簡潔に伝えきれたし審査員を大きく頷かせることができたので個人的には満足でした。時間が若干余してしまったのですが、ワインを詰め替えそそくさと退散しました笑 
現場であればお客様を待たせるのでプレゼンも実技も手早く簡潔に終わらせるべき価値観が根底にあるとそうなっちゃいました。
手応えというよりやり切った感とまさか実技行くとはという挙動不審感しかなかったので発表までの1週間はふわふわした感情が頭の中にずっといる感じだったなと。
発表になったらホームページより先に受講生さんから「おめでとうございます!」のメールが笑 何とか無事に通ったのと隣での声が通った板前さんと隣で受けた女性も受かったので一安心でした。
まもなくバッチが届くだろうと思いますが、あくまでも培ってきた「過去と現在」を評価していただいただけで「これから」をしっかり名に恥じぬよう学んでいきたいと思います。


ここまで読んでいただいた資格者で受験者資格アリの方!!

え?こんなんで受かるなら俺も行こうかな?と思っているあなた!

さぁ今年からエクセレンス向けも開講しました!

そして自身もエキスパートでエクセレンス受験します!

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kuwas


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