深いわ、経理。
こんにちは、きくちきよみと申します。
税理士です。
2023年11月から始めた本マガジン「強い経理のつくりかた」ですが、今回で100投稿めです。週2回を目安に投稿し、まもなく1年です。
スキやコメントを頂く皆様、いつもありがとうございます。大変励みになっています。💐💐💐
200投稿を目指し、次の100投稿も継続していきたいと思っています。
区切りとして、改めて所信表明の回にします。
ネタは尽きない。
さすがに1年くらい書いていたら、「書くことがなくなった」という日がやって来るのかと思っていましたが、意外に毎回書くことがありました。
おかげ様で、嘘をついて思ってもないことを書いてみたりすることもなく、気が進まない記事(節税記事、税法解説記事など)を書いてみることもなく、何とか継続できています。
そして、書いている根幹にあることは、ほとんど同じ内容です。このマガジンは「伝えたいことを伝えるため、同じマインドの内容でも、角度を変えて何度でも書く」ことを基本姿勢としています。(子供の頃、「大事なことなので、1回しか言わない」と言う大人が信じられませんでした。一体どういうつもりなのでしょうか。)
さらに「経理って、本当に深いな」と思うことが増えました。書いているうちに「あれ?自分は本当はこんなことを考えていたのか」と驚くことも増えました。
「経理」の定義は?
このマガジン「強い経理のつくりかた」は、企業の経理ができることは何かを考え、自分の経験を踏まえ、伝えたいことを書いています。
「そもそも『経理』の用語の使い方がごっちゃになっていて、おかしくないか?」というご指摘を受けることが何度かあり、変えた方が良いのかなと考えたこともありました。
「強い経理」とは、会社が安定性のある高収益体質で、財務基盤が強固である状態だと考えていますので、本来ならば「強い経理」よりも、「強い経営」という用語の方が近いのかもしれません。
ただ、「経営」という語感は、どうしても「経営者一人(又は少数の経営陣)が考えてつくるもの」というようなイメージを想起させ、テーマとして使う用語としては自分の肌感覚には合いませんでした。企業の経営は、経営者だけではなく、会社全体で取り組むものだと思います。経営者の役割は、オーケストラの指揮者のようなものであるように思います。
本マガジンでは、「強固な経営のしくみ」という意味で「強い経理」ということばを使っています。
税理士が "経理" を語るってどうなの?
自分は公認会計士資格を持たない税理士なので、その自分が単に自分の経験だけで「経理」を語るのはどうなのか?という葛藤は常にあります。
公認会計士や他の士業の方が体系的にわかりやすく説明・解説されている記事を拝読すると、自分には無理だぁー、と思いながら打ちひしがれたりしています。
ただ、過去の泥まみれの経験の中から、何とか自分でも伝えられることがあるかも、と思いながら書くことにしています。
時に、踏み込んだ内容やより具体的な部分の書きずらさも感じています。この先1年の間に、有料記事などの手段も使いながら、より踏み込んだ内容について触れてみたいとも考えています。
日々の気になったことをメインに。
ストック記事なしで投稿日の前日・当日に書いていますので、その時期に考えていることを書くことがほとんどです。
業務上では、内部統制・不正調査などがテーマになることが多いので、これからもそのあたりに触れることが多いと思います。お客様からのご質問対応などでテーマになったことを取り上げるのは、今後も継続していきます。
企業の「強い経理」のため、できることを、少しずつ。
少しでも、読んだ方の役に立つことがあればあれば幸いです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。