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映画版「スカイ・クロラ」を観て Vol.2

こんばんは、紫月ユカです。
今夜は、シリーズ始まって、何故わたしがスカイ・クロラの感想などを書き連ねていくのかについて書いていこうと思います。

不登校児だったわたし

何を隠そう、わたしは不登校児でした。不登校になったのは高校2年生に上がって間もない頃。ちょうど、東日本大震災の後でした。
今まで楽しく学校生活を送っていたのに、急に電車に乗るのが怖くなり、コンビニのレジ待ちすら息が苦しくなってできない......。
そんな訳の分からない状況になってしまい、1年もの間暇をしていました。

暇になってしまったわたしは、勉強もそこそこに、散歩することが増えました。
毎日同じ道を歩き、目的の場所に着いたら、また同じ道を辿って帰る。
これがわたしの日常。何も変わらない。時間がわたしだけを追い越していく。
とっても虚しかった。寂しかった。どうすれば良いのか分からず、ただ家にいるのもなんだか気まずくて、外に出ていました。

同時に、演劇部所属で、声優に興味のあったわたしは、この頃よくアニメや映画を観ていました。
また、ジブリファンだったこともあり、スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんのポッドキャスト「ジブリ汗まみれ」をよく聴いていました。
そこで、ある回にゲストとして押井守監督が出演することがありました。
スカイ・クロラの話題が出てきて、「あぁそういえば興味あったなぁ」と思い出し、次の日にレンタルビデオ屋さんで早速借りてきたのでした。

わたしとユーイチの出会い

主人公である函南優一を初めてみたとき、「この人、わたしだ…」と思いました。

いま思うとなんだかおこがましくて恥ずかしいんですが、いつも空を見つめて、なんだか退屈そうな表情が、とても親近感を覚え、同時に共感しました。

空は好き。だってわたしを責めることも、下手に慰めることもない。ただそこに広がる青は、何も語ることはない。それだけが、当時のわたしにはとても助けだった。

ユーイチの心情や解釈は、多くの人がさまざまなブログやサイトを通じて、それぞれの考察を書き記しています。わたしは映画しか観ていないので、ある意味”にわか”なわけですが、それでもわたしなりに彼のことを書いてみようと思います。

スカイ・クロラの感想を書こうと思った理由

さて、今回の本題です。どうしてわたしが“今”スカイ・クロラの感想を書こうと思ったか。

結論から言うと、「懐かしくなった」から。そして、不登校だった時代から10年ほど経った今、あの頃抱いた感情とともに、大人になったわたしがどう変化したのか、考えてみたくなったのです。

ずっと、スカイ・クロラとわたしの話は書いてみたいと思っていました。たくさんの下書きが残っていますが、なんだか途中で上手く言葉が出てこなくなるし、せっかく書くのだからたくさんの人に読んでほしい、と欲が出てしまって公開できずにいました。

noteに出会って、ここなら多くの人に読んでもらえるかもしれない、と思ったのも事実です。

この場所で、スカイ・クロラを主軸に、わたしの経験したことを発信していくことで、不登校や双極性障害について知ってもらいたいという狙いもあります。

次回の更新をおたのしみに

次回からは、いよいよ映画版スカイ・クロラの感想をじっくり書いていこうと思います。たくさんの人のもとにわたしのnoteが届くことを願います。スカイ・クロラを知っている人も、知らない人も、楽しみにしていてくださいね!

それでは、今夜はこのへんで。またお会いしましょう!

紫月ユカ

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