・『Aorta Adominale Con Arterie Renali』/ Gore Glind 6way Split
・『Aorta Adominale Con Arterie Renali』/ Gore Glind 6 Way Split(2CD)
AVRさんで面白いものを見つけた。アートワークがひと際目を引く、6組のGore GlindバンドによるSplit。この情報だけであると他所のGore Glindとは変わりがない。注目すべきはその特典である。
''リアルグロ生写真2枚入り''の文字。そしてその信憑性と不穏さを補うかのように、''入手元はインターネットではなく医療関係からということ以外は明かせないとのこと''の一文。この説明書きに惹かれ一も二もなく購入した。詳細の前に概要は以下の通りである。
参加バンドは6組
General Nausea / Cystic Teratoma / Hypoprothrombinemia / Congenital Interior Defects / Extrahepatic Bile Duct / Agonizing Excess Bowel Acid Dissolving The Intestines Causing Massive Organ Trauma
79枚限定。ハンドナンバリング付き。
General Nausea
-2009年結成。スペイン?イタリア?のGore/Noiseバンド
#1 07:31収録(複数曲) 曲名なし
Cystic Teratoma
- イタリアのGore/Noiseバンド
#2 11:17収録(複数曲) 曲名なし
Hypoprothrombinemia
- イタリアのGore Glindバンド
#3 08:02 収録(複数曲) 曲名なし
Congenital Interior Defects
- 2008年結成。イタリア・ドイツのメンバーで構成されたGore/Glind/Noiseバンド #4 7:59収録(複数曲) 曲名なし
Extrahepatic Bile Duct- イタリアのGore Glindバンド
Disc2 #1-#8 収録 曲名なし
Agonizing Excess Bowel Acid Dissolving The Intestines Causing Massive Organ Trauma- アメリカはペンシルバニアのGore/Noiseバンド
Disc2 #9-#58 収録 曲名なし
本記事は作品のアートワークと付属される写真についてみていくため、楽曲に対するレビューは割愛させていただく。
次章からは些か閲覧注意な写真が多々出てくるため閲覧は自己責任でお願いしたい。
・アートワーク・付属写真
これもまた手術中と思しきリアルなグロ写真。絵ではなく写真であるのが直接的でGore Glindの要素でもあろう。しかし、ただグロいアートワークではなく、あくまで治療中の純粋なる身体の内側であるのが特徴だ。Gore のバンド名は往々にして、病名や症状名を冠しているのも関係しているのかもしれない。
右側にはご丁寧に、
''ネットから拾ったものではなく医療関係者から得た。ソースは明かせない''の一文が。特典の写真だけでなくアートワークもそうであったようだ。途端凄味が増してくる。
特典のグロ写真は上記の通り。人間?の上部がえぐれた頭骨と死亡した胎児と思われるものの解剖写真。事故写真や傷口の写真ではないのが徹底している。グロさはそれより劣るのだろうがひどく身近に感じて心に沈むような不快感がある。
・『Aorta Adominale Con Arterie Renali』とは
Glind CoreのサブジャンルGore Glind。その特徴は、1にグロさ2にグロさである。他ジャンルに比べてもその特徴がアートワーク・バンド名に表出しやすい。数多あるGoreのフィジカルの中でも鋭利なグロさのあるアートワークであろう。そして、付属写真。抜かりのない音楽性の表出であると思う。
いつかGore/Noiseの音楽性への言及ができるようになればいいな。
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