【初投稿】【小説】夢は燃えるゴミへ
「…進路希望調査、かあ…」
学校からの帰り道、私は1人今日配布されたばかりの進路希望調査書を手にそう呟いた。
私の名前は、佐々木凜々。田舎の高校に通う高校二年生だ。
高校二年生と言えば、そろそろ進路を意識し始めないと不味い時期…でも、私はなかなか決めきれずにいた。
どの大学に行くか?どの学部にするか?
そんなの、たかが十数年しか生きていない私に決め切れるわけないじゃないか。
別に、なりたい物が無いわけじゃない。むしろ小さな頃からなりたくてなりたくて仕方がない職業があっ