あの時は...ごめんなさい。
忘れられないずいぶん前の過去のお話です。
こちらも思いだすと笑えちゃいますが...
ピンポーン
誰か来たようです。
出てみると、玄関先に若い男性が立っていました。
その若い男性は
『お布団のクリーニングいかがですか?』と言いました。
決していたずら心が発動したわけではありませんが私はこう答えました。
『あー、うちにはお布団ないのよー』と。
そしたらその若い男性、非常にびっくりした顔をして、私の言葉を信じたようです。
まさかお布団がない家があるとは思いませんよね。
まさか信じるとは思わなかった私もびっくりです。
その後、正直にこう言いました。
『そんな訳ないじゃない!でもうちにはクリニーングしてもらうようなお布団はないの。』
この言葉を聞いてホッとしたような表情とどっと疲れたような表情をして肩を落として帰って行きました。
あの時はきっと新人さんだったのでしょう。
笑えるけど申し訳ない気持ちもあります。