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阪神淡路旅行の雑記(2日目)
神戸滞在、2日目の記事。神戸には3日間滞在したので、公開済みの1日目の記事↓もどうぞ!
1 生田神社
宿泊したホテルの前が生田神社、部屋の窓から眺める限り地域の神社かなとも思ったが、気になったので出かけついでに立ち寄る。
完全ノー知識で参拝したが、歴史的にも由緒ある神社らしい。15分ほどの滞在であったが、神々しさをたっぷりと味わった。因みに、我が家は神道。
以下、メモっておく。
大都会の高層ビルの谷間に佇む神道異世界感がたまらない。
過去の震災や都市開発の中においても丁寧に残されているのが素晴らしい。
神戸という地名の元となったらしい。
参拝作法が若干違った。
本殿の建築様式が特徴的。小規模ながらも悠々たる歴史を感じる。
神社から宿泊したホテルが見えた。
狛犬が瘦せている。
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2 しあわせの村
信仰宗教団体の施設のような名称であるが、神戸市立の障がい者・高齢者などの自立を支援する福祉施設の位置づけである。
しあわせの村は「神戸市民の福祉をまもる条例」の理念の実現を目指し、神戸市制100周年を記念し開村しました。高齢者や障がい者の自立と社会参加・社会復帰を支援するとともに、すべての市民が交流し、相互理解を深め、ともに生きる社会(ノーマライゼーション)の実現を目指す総合福祉ゾーンです。様々な取り組みを通じて福祉課題を解決し、ソーシャルインクルージョンの実現を目指します。
多様な施設があるが、隅々まで管理が行き届いていて、おそらく神戸市民が求める要求をかなり満たしたものであろうと想像がつく。子育て世代の家族がのんびりと散歩したりお弁当を広げたりしている姿を見ていると、今後生涯に亘って幸せであれと祈りたくなる。
幸せってなんだろうか、なんてあらためて考える。誰もが普通に暮らせる社会が来ると良いな。
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滞在7時間、のんびりと過ごす。
3 鉄人広場
X(旧Twitter)のフォロワーさんから前日に教えていただいた神戸市長田区の鉄人広場に向かう。しあわせの村を出たのが午後4時近かったので、暗くなる前にと慌てて移動。
慣れない神戸市の道をGooglemapのナビを頼りに運転。山側の横移動と市街地を結ぶトンネルが神戸市の交通インフラの特徴だな。
幹線道路からJR新長田駅を線路沿いに右折すると鉄人広場があり、バーンと鉄人28号のモニュメントがそびえ立っている。18メートルと巨大なのにビルの合間に立っているので、目の前まで来ないとその存在がわからないところがミソ。
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車を駐車する平面駐車場がなかったので、すぐ近くの地下駐車場に入れる。この駐車場は、来年には取り壊し予定とのこと。
歩いて周辺から記念撮影。足元で小さな子供たちがボール蹴りなどをしている。隣接する若松公園では、若いお母さんと子供たちでいっぱい。活気を感じる。誇るほど広いわけでもないのに、ビルの間に存在する穏やかな空気感がある。素敵だ。
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モニュメントについては、観光サイトの説明がわかりやすい。
神戸出身の漫画家、故・横山光輝さんの1956年の作品「鉄人28号」に登場するキャラクターを再現したものです。
新長田にゆかりの深い横山光輝さんの作品の魅力でまちを盛り上げようと、地元の商店街などが中心となって立ち上げられたNPO法人「神戸鉄人プロジェクト」が、震災復興と地域活性化のシンボルとしての期待を託し、作られました。
モニュメントの周囲は「鉄人広場」として整備されているほか、周辺の商店街には、同じく横山光輝さんの代表作である「三国志」を紹介する展示施設や作中に登場する武将の石像などが設置されています。
また鉄人28号モニュメント制作風景映像を流したり、鉄人28号関連展示やグッズ販売をする「KOBE鉄人三国志ギャラリー」もあります。
真下まで行けるのでモニュメント本体(脚部分)に触れることができる。安定的な形状であり倒れるのではないかという不安はない。
横浜のガンダムのモニュメントも有名だが、鉄人28号はガンダムのようにただ立っているのではなく、躍動感がある造形となっているのでこちらの方が感動が大きい。凄いぞ、神戸。
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4 神戸の夜景(六甲枝垂れ)
日本三大夜景だったかなと思いながら、六甲山へ向かう。昼間、神戸夜景を調べていたら、六甲枝垂れなるものを見つけたので、ここに向かう。実際、夜景を見るのにどこが一番のお薦めなのかわからないが、結果としてすごく良かった。
神戸の道路事情、市街地、トンネル、横断する自動車道というパターンで、今回も自動車道(おそらく阪神高速)を東に向かう。途中、六甲山頂に接続する「からと西」料金所が閉鎖しているということで、強制的にその先まで行くことになりパニック。どういうこと?
Googlemapやら何やらを駆使して、あちこち暗闇の山道を彷徨。なんとか六甲山頂に着いた模様。この辺の案内は、優しくないね。
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山頂は冷えるであろうと真冬のアウターを用意してあったのが、これは正解。むちゃ寒い。
駐車場代金と六甲枝垂れの入場料、安くはないがしかたがないな。観光客がこうやって地方にお金を落としていくことが、地方創生につながるというのが今日の日本全体が生き延びる手段となっている。
まず、神戸の夜景。宝石のように輝いている。大阪方面まで見えているのかな。これは誇れるね。
函館とか横浜とかとは、また違った感動。日曜日なのに周辺にやたらと観光客がいないのが良い。アクセスが悪いから、そうなるのかしらん。
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次に、六甲枝垂れ。外から見るとドームなんだけれども、コンセプトは檜の幹が周辺に枝垂れた形状とのこと。なるほど。LEDによるライティングが素晴らしく、今は秋バージョンで紅葉をイメージした赤を主とした色合いとなっていた。1000万色の色が出せるそうだ。
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六甲山山頂は、入場料とかそれなりに払ったので、頑張って2時間近く滞在したかも。あざといところもあるが、ネームバリューも含めた観光資源を最大限活用してお金を落とす仕組みができている。学ぶ部分が多い。
5 韓国料理、キンパが美味しい
2日目の夕食は、三宮に戻ってホテル周辺50メートルの韓国料理とした。
Netflix海外ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で、ウ・ヨンウ弁護士が毎回美味しそうにキンパを食べるシーンが出てきて、気になっていたんだよね。神戸じゃなくてもよかったが、ついふらふらと。
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今回、食したのは、定番キンパとインスタントラーメンが投入されたプデチゲ。どちらも美味しかった。キンパのごま油の風味、プデチゲの甘辛い深い味、病みつきになりそう。
昨今の親日姿勢も含め、韓国を見直したぞ。久しぶりに訪韓したくなったよ(20年くらい韓国に行っていない)。
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6 総括
神戸の戦闘力高い。
駐車場代金が高い、運転が荒い、路地が狭いということ以外のマイナスが見えない。居住した場合の生活費が高そうではあるが、東京ほどではないはず。
魅力あるまちづくりには、学ぶところ多し。