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路線バスだけで大移動してみた話(3)

しろくまです。ありがとうございます。
こちら、前回の続きになります。

よろしければお読みいただければと思いますが、ざっくりあらすじです。

ついに始まった路線バスの旅!始まる前にバス逃すわ乗り間違えるわやりたい放題!地元の方に助けてもろて青森脱出なるか!?
、、、今!って感じです。はい。

よろしくお願いします~。


大波乱の2本目!

前回、地元の方のお助けもあって、新青森までいくことができるバスを見つけました。


時刻は17時54分。
バスがやってきました。

案の定バスの外側とれてない
ちょっとだけ車内の様子

ええ、、、なんかめっちゃ豪華なん来たけど。。。
え、これ4列シートだよ?全部。
絶対高速乗るやつ。。。


あまりの豪華さに調べました。





、、、悲報です。
どうやらこのバス。

有料道路通ります。。。(みちのく有料道路)






、、、いやっ。
次、止まりますのボタンついてるもん!

みちのく有料道路の一瞬以外は高速乗らんもん!



、、、どうかぁ、路線バスということにしてはくれないか。


はい。(だれに言い訳してるんだろう)






波乱の幕開けとなりましたが、バスは新青森を目指して出発しました。



正直このバスに乗っているときは、もういよいよ夜かな。というような時間帯でした。

案の定、八戸を出て、七戸に入る前にはもうあたりは暗闇と化していました。

七戸はこの赤枠のあたり。

七戸に案内される頃には日没


七戸は、名前にラッキーセブンが入ることも関係しているのか、
「願いが叶う絵馬の街」
というキャッチコピーがついているようでした。




そして前回もお伝えした通り、
七戸十和田の新幹線駅を通っていきます。

前回乗っていた、八戸~十和田のバスと比べて、
今回のバスのほうが乗客は多かったです。

私はてっきり、みんな七戸十和田で新幹線に乗り換えるんだろうなーと思っていました。


ところが意外や意外、七戸十和田ではあまり人がおりませんでした。
1人2人いたかな、というくらい。

まあそのほかの乗客も4、5人なのですが。


あーみんな路線バスだけで札幌まで行くんだなーと思いながら、
七戸十和田駅を通過しました(いるかあ)


ちなみに七戸十和田駅から青森駅までは、
たったの59kmらしいです。

近場ですね。







そしてバスは少しずつ山道に入っていきます。
それとともに夜は更けていくので、
正直この辺りはあまり周囲を写真に収めることができませんでした。


私自身は、バスについているカーテンにくるまって窓の外を覗き込んでいたので、
意外と外の様子はうかがうことができました。

みちのく有料道路は、この辺りの山をぶったぎるように通っています。

あとから調べてみると、みちのく有料道路を通らずに野辺地町のほうに出ることで、
海沿いを走る路線バスがあり、浅虫温泉などを通って青森まで抜けるルートがあるようでした。
(ただこの時乗れたかどうかは別)





このあたりでは、八戸ではみられなかった、
北海道以来の積雪も見ることができる状態でした。
山間であるということと同時に、着実に北上しているんだということを実感しました。



そして、、、
私はこのあたりで、路線バス旅始まって以来初めてのものに襲われることになります。







睡魔です。


はい。くそねむいです。

正直バスの中って、揺れも相まってこの世で一番ねむたくなる空間だと思います。

それに加えて、先ほどは十和田市中央で降りないといけなかったので、
終着駅ではなく途中駅で降りなくてはならなかったのです。
つまり、緊張で睡魔は訪れませんでした。




ところが、
今回降りるのは終着駅の新青森。
乗り過ごす心配もありません。


テレビ番組で1/fのゆらぎというものを聞いたことがあります。
バスや電車の揺れ、そして小島よしおさんのそんなの関係ねえが持つといわれる、人を眠たくさせる揺れ。


まさにそれを感じながらバスは暗闇の中を駆け抜けていきました。




本州脱出への足掛かり!

それでもなんだかんだ眠りにつくことはなく、
時刻は19時。
青森市内に突入しました。


途中、青森駅を経由していきますので、
バスはまた少しずつ市街地へと入っていきます。

昨日見たばかりの景色のはずなのに、バスによってゆっくり移動しているからか、ものすごく過去のことに感じられました。






時刻は19時30分。
バスは青森駅に到着しました。

建設中の立派な青森駅舎

青森のバスはキムワイプみたいな色してるな。


ここまでくると終点の新青森まではあと2駅でした。


途中港を通過していきました。
現在も、青森駅から直結はしていませんが、
船で青森~函館を移動することができます。
それらで使われるようなフェリーが停泊しているのが見えました。


船で渡ったことはないので、いつかはやってみたいな~。






そんなこんなで、時刻は19時48分。
新青森駅に到着しました。

いやぁぁぁ立派な駅舎だぁぁぁなんだけど、、、
さすがに疲れてきました。

バス乗って座ってるだけに見えますが、意外と移動は疲れるものです。
あとドキドキからたぶん落ち着かない心理的な疲れもあるんでしょう。


ここでようやくバスの姿をとらえることができました。

ありがとう、ここまで運んでくれて。
交通網の偉大さを感じます。


ちなみに新青森で降りたのは私だけでした。







日本が誇る最速の乗り物!

さすがに路線バスで海を渡ることはできませんので、
ここから新幹線を使わさせていただくことはもうバスの中で決めていました。


日本が誇る地上を最も速く走る乗り物です。
ましてや東北新幹線は、新幹線の中でも最速。

最高速度は320kmを誇ります。

まあでもどうやら、新青森から北海道方面に関しては北海道新幹線になるので、
320kmを出すことはないらしいですが。

新青森駅は、日本で一番長い路線、東北新幹線の終着駅でもあるわけです。





これでもう新函館北斗まで行ってしまいます。

はい。
新幹線が走ってくれる距離を調べて絶望しました。

今日、私がバスに乗って移動してきた距離よりも長い距離を、
バスで移動してきた時間の1/3程度で駆け抜けてしまいます。


そら新幹線使うわな。。。







でもただでは終わりません。

やってきた新幹線がこちらです。

こちらの新幹線、紫のラベンダー色のラインが走っていますね。

どうやらこちらの車両ちょっぴりレアみたいです。


こちらの車両はJR北海道が所有しているH5系というらしいです。
一般的に多いのはJR東日本が所有しているE5系という車両。
E5系はピンク色のラインが入っています。


そういわれるとこの色の新幹線はみたことがないような。。。

詳しくは知らなかったですが、レアだよと言われると少しだけ嬉しくなりますね。




新青森駅から新函館北斗駅まではおよそ1時間。
日本で一番長いトンネル、青函トンネルも通ります。


そんなところを、特に意識することもなく、
新青森駅で買ったおいしいアップルパイを食べながら、
あっという間に通過していくのでした。





この時の私は、
泊まったホテルが函館駅からまた少し離れたところにあって、
新函館北斗から函館に移動した後、

2、3kmの徒歩が待っていることをまだ知らないのであった。。。




つづく。





今回の移動経路

(赤)十和田観光電鉄バス

今回の移動距離
69.7km

今回の移動時間
1時間54分

今回の移動料金
2,200円



累積の移動経路
(赤)十和田観光電鉄バス
(紫)北海道新幹線

累積の移動距離
278.8km
 バス:112.1km
 新幹線:148.8km(新青森~新函館北斗)
 鉄道:17.9km(新函館北斗~函館)

累積の移動時間
4時間46分
 バス:3時間19分
 新幹線:1時間2分(新青森~新函館北斗)
 鉄道:25分(新函館北斗~函館)

累積の移動料金
11,620円
 バス:3,460円
 新幹線:7,720円(新青森~新函館北斗)
 鉄道:440円(新函館北斗~函館)

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