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路線バスだけで大移動してみた話(2)

しろくまです。ありがとうございます。
こちら、前回の続きになります。

よろしければお読みいただければと思いますが、ざっくりあらすじです。

自作アプリによって路線バスだけで八戸から札幌に帰ってこいミッション発動!飛行機で青森空港に飛ぶ!場所知らん!ドタバタ移動で八戸へ!
、、、今!って感じです。はい。

今回からが本編だと思われます。お願いします~。


路線バス移動スタート!

さてさて、ドタバタで命からがら八戸に到着したわけですが。
ちゃんと旅行の目的は果たせました!
こちらもダイジェストで。


到着した初日はうまいごはんと日本酒をいただいて。
サウナと温泉に計2時間ほど入り。
ストレッチをして睡眠という最高のスタート。


2日目の予定としてはひらめの漬け丼です。

しっかりおいしくいただきました。名物のせんべい汁も。


そのあと再び温泉へ。
今度は3時間くらい。
溶けてなくなりそうなくらい温泉につかりました。


どうですか?最高のスタートを切ったように見えるでしょう?





安心してください。ちゃんと事件は起きてます。

事件①
大雨。

想定外の土砂降りです。フツーに寒い。
いやまあ、、北海道ほどではないのですけれど。。。
フツーに水たまりできるくらいで慌てて傘を買うほどでした。


事件②
バス乗り場がわからない。

八戸って、新幹線も止まる大きな駅である八戸駅と、
中心市街地がバスで20分くらい離れているんですよね。
(なんなら本八戸駅の方が近いんじゃないか)

ですので路線バスも、八戸駅より、中心街ターミナルというところに集まっていたんです。



、、、これがまあむじぃ!!

ターミナルといいつつ、いろんなところにいろんな方面のバス停が点在してるんです。
中心街ターミナル(三日町)とか中心街ターミナル(六日町)とか。




、、、きっちり洗礼を浴びまして。
この時点ですでにバスを1回逃し、2回乗り間違えております。




ホント大丈夫か。。。こいつ。。。




ただしっかり反省をする根がまじめな部分が出てしまいました。

15時にはお昼もそこそこに、バス停の捜索を始めました。(え?遅い?)


記念すべき1本目!

当然ですが、乗換案内アプリなどに、
出発地:八戸
到着地:札幌
などと入力しても路線バスは出てきません。

ほぼ確殺で新幹線に乗せられます。ゆるすまじ。
(それが普通)


さあ捜索を始めて5分。もう手詰まりです。




、、、と思いきや申し訳ありません。
私こう見えて用意周到なのです。(嘘です)

前日、八戸駅に着いたときに、ほかのバス停も確認していたのです!
その際にこんなバス停を見つけていました!

十和田市方面



十和田市というと大体この辺(赤枠)

ひっろ~い、、、くてようわからん。。
めっちゃ進む、、、のか?はよくわからないけど、
路線バスと思ったらめっちゃ進むのではないだろうか!



ただ問題はどこで降りたらいいのかわかんないんですよね~。。。



まあでもいいや、運転手さんに聞いてみよう。
ということでこちらに乗っていくことに決めました。
うぉ~、、こえぇ~。。だいじょうぶかよ。。。




ちなみにこの辺りでくしゃみと目のかゆみが止まらなくなりました。
花粉症かな。
沖縄も北海道もスギの花粉症たぶんないからな。地獄です。
まだ北海道に帰ってきて数週間たった今も尾を引いてます。
いざ出発!







ほんとすみません、乗るバスの写真撮れませんでした。
すぐ出発だったのと、運転手さんに降りるところ聞くのに必死で。。

行先表示(画質わっる。。)
十和田市に行くバスの証明(画質わrr)

でもちゃんと聞けました!

運転手さん
     「あんたぁどこいくの」
しろ
     「十和田市方面です」
運転手さん
     「ほぉん」
しろ
     「あ、そ、そのあと青森のほう抜けたいんですけど!
     どこで降りたら、、」
運転手さん
     「ちゅうおう(?)」
しろ
     「あ、ありがとうございます!」



正直ちょっと私の耳が対応しきれなくて正確には聞き取れなかったのですが、
中央=十和田市中央(たぶん!)と教えていただきました!





時刻は16時。
たくさんの思い出が詰まった八戸を出発です。



やはり八戸近辺、電車の本数が少ない分バスが発達しているのか、
非常にバスが便利だったなあという印象です。

この十和田市方面のバスを含め、乗ったバスすべてがICカードに対応していましたので、昨日無効化されたモバイルSUICAくんが本日は猛威を振るっていました。

あとこれは大学時代に地理関連の学科に通い、
東北地方は比較的うろついた私の個人的感覚なのですが、
東北地方は、まちなかに休憩所と称した、
市民の憩いの公共スペースが多いなという印象があります。

理由まではわからないのですが、
東北の方々の温かいイメージはこういうところにも表れているのかもしれないです。

大学時代にも、見ず知らずの私に大量におみやげをくれたおじさまおばさま方がいらっしゃってほっこりしたなあ。。。
その節は大変お世話になりました。




そうこうしているうちにバスは少しずつ市街地を外れていきます。

そしてしっかり、日も傾いていきます。


正直ビビりまくってました。
最悪新幹線乗るかあ、、、とか。

七戸十和田って十和田ってついてるし、最悪なんとかなるだろ。。。とか思ってましたね。
地理がわかるだけまだよかったかもしれない。
何事も無駄なことはないです。




そんなさなか、途中イオンモールを通過。

え、全然イオンないやん。ってその当時は思っていたのですが、
あとから調べると、反対側にがっつりあったみたいです。




さらにさらに途中、東北新幹線の線路と交差しました。

正直めっちゃ安心しました。
なんかこう、私の目に狂いはなかった。。。!みたいな?(ちがう)



ほんとはタイミングよく新幹線も通ったんですよ。
わたし、もってるので。



でもあいつはええんだ(友達か)

写真に収めるのは不可能でした。



私が八戸で乗ってから、バスはこのあたりまでずっと貸し切り状態だったんです。
、、もう緊張しかなくて!

このあたりで別のお客さんが乗ってきて、
なんだかものすごく安心したのを鮮明に覚えています。


まあすぐにいなくなっちゃうんですけどね。





そんなこんなで時刻は17時25分。
十和田市中央に着きました~~~!

ここでもバスをとり逃す



2本目はいずこ

そしてなんと、ここでは目の前に、
バスターミナル?案内所?があり、係の方がいらっしゃいました!!

さっそく一旦、係の方に伺います。

しろ
     「すみません」
案内所のお姉さま
     「はーい」
しろ
     「青森のほうに行きたいんですけど」
案内所のお姉さま
     「青森?新青森?」
しろ
     「(あ~、、どっちが北だっけな。。)あ、新青森もあるんですか?」
案内所のお姉さま
     「うん、そうねえ。17時54分にここから!
        どっちも通るやつがでるんですよ~」
しろ
     「あ、ほんとですか!ここから、ですか?」
案内所のお姉さま
     「うん、お呼び出しとかはしないから、
  ご自身で(案内所から)出て乗ってもらわないとなんだけどね」
しろ
     「あ、助かります、、、!
         あ、SUICAって使えるんですか?」
案内所のお姉さま
     「あ、使えますよ~」
しろ
     「!ありがとうございます!」
案内所のお姉さま
     「は~い、少々待っててくださいね~」


いーや神過ぎる。。。優しすぎる。。。
優しさが胸にしみすぎる。。。

ちょっと泣きそうでした。


すごいよ、新青森までいけるよ。
しかもSUICAも使える。



ありがとう、案内所のお姉さま。
ありがとう、十和田観光電鉄バス。

人とのふれあいが胸にしみました。





ところでこの十和田市中央。
ご覧の通りバスはありますが、実は電車は走っていません。
(だから行くのちょっと怖かった)

ですが昔は十和田観光電鉄という電車が走っていたみたいです。


時間が30分ほどあったので付近をうろうろしていると、
昔の駅の模型が展示されている場所がありました。

NHKの朝ドラ、「梅ちゃん先生」のオープニングジオラマを作った方が作成されたジオラマが展示されていました。

まさかこんなところでこんなものに出会えるとは想定外で、
これは旅の醍醐味、、、!と嚙み締めていました。

実はSMAP大好きなんです。
見てたし、主題歌の「さかさまの空」めっちゃ聞いてましたぁ。。。


実は先ほどの案内所の写真にも、鉄道が走っていた名残が写っていまして。
「駅そば」って書いてありましたよね?

あれも立派な鉄道の痕跡です。

こういう歴史の跡を探すのも楽しいです。

最近レギュラー放送終了してしまったみたいですが、
ブラタモリも大好きでした。






そんなこんなしていればあっという間に次のバスの時間です。
また来ます。次は名物も食べに!

そう心に決めて十和田を去ります。




時刻は17時54分。
私は次の目的地を目指して、またバスに乗るのでした。




つづく。



今回の移動経路
(赤)十和田観光電鉄バス

今回の移動距離
42.4km

今回の移動時間
1時間25分

今回の移動料金
1,260円

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